「防衛力を世界先進水準に」=北朝鮮ナンバー2が訴え
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北朝鮮が軍備増強するのは、当然予想されることです。北朝鮮が、米国との協議や第3回首脳会談を求めているからといって、軍備増強を止めることなどないのです。
国の安全保障は、最悪の事態に備えなければならないからです。しかも、米朝間の協議で合意できるのか、米朝首脳会談が実現できるのかさえ、分からないのです。
そして、軍備増強発言は、政治的メッセージでもあります。このまま米朝間で合意できなければ、過去に戻るぞ、というメッセージです。北朝鮮の、核兵器および大陸間弾道ミサイルの開発と能力向上を最悪の結果として、米国に「ベター」の選択をするよう促すものだと考えられます。
段階的非核化を求める部分的合意が現実的な選択肢であるのだとしても、非核化の道筋は示されなければなりません。信頼を得るために、まずは経済制裁を解除すべしという北朝鮮の要求は、本末転倒で受け入れられないでしょう。
米朝間で合意に達するためには、クリアしなければならない課題がまだまだ多いのです。合意できそうだとしても国は最悪の事態に備える必要があるのですから、合意の目処も立たない段階で、北朝鮮は様々な揺さぶりをかけてくるでしょう。崔竜海常任委員長が「党の自衛的軍事路線を貫徹し、国の防衛力を世界先進水準に向上させなければならない」と訴えた。このスピーチの内容といい、金才龍氏を首相にした人事といい、北朝鮮は経済と軍事の両方を強化する路線に復帰したのだろう。
「核・ミサイルには具体的に言及しなかった」とありますが、安くても数十億円、高けりゃ数百億円もする戦闘機を山ほど揃えることなんてできないでしょうし、航空母艦は夢のまた夢。防衛力を世界先進水準にするなら安上がりの核ミサイルしかないに違いない・・・ まさか貧者の核兵器と言われる生物化学でもあるまいし。カネを掛けて通常兵器で守るしかない諸国は堪らない (・。・;