【3分解説】「ゲーム頼み」からの脱却なるか。IT3社決算を読み解く

2019/5/11

モンスターストライク、パズドラ、怪盗ロワイヤル……。　

スマホゲームは、ある意味で「博打」のような事業だ。一度当たると、100億円単位の利益がIT企業たちに舞い込む、夢のようなビジネスだ。ミクシィやDeNA、サイバーエージェントなどIT企業では、今でも利益の多くが実はゲーム事業から生み出されている。

ただ、国内ゲーム市場の成長は鈍化傾向にあり、ゲームで一発当てた各社も「次の収益柱」の確立を迫られている。

NewsPicks編集部は、収益面でゲーム依存度がいまだに高いミクシィ、グリー、そしてDeNAのIT企業3社の最新決算を分析し、各社の業績推移や投資戦略の違いをわかりやすくひもといた。

コメント

注目のコメント

• Aki Mori

  金融・企業財務ピッカー / 京都大学大学院在籍

  ・2019年05月11日

  ミクシィは昨日決算発表を行っています。前期（2019/3期）は営業利益410億円、当期利益270億円。でも今期予想（2020/3期）は、利益9割減の、営業利益50億円、当期利益30億円です。モンスト頼りの決算でした。
  
  ちなみにDeNAとサイバーエージェント（本稿にはない会社）は、利益の大宗が実はゲーム事業からで、でも会社のブランディングがうまくいっているから、何となく多角的なIT企業として見られています。
• 岡 ゆづは

  NewsPicks編集部 記者

  ・2019年05月11日

  IT各社の売上高・営業利益を可視化してみると、「ゲーム」の持つ力の大きさに改めて驚きました。それぞれ「次の金脈」を模索する様子は伝わってくるものの、勝ち筋はどこにあるか、手探りの戦いは続きそうです。
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2019年05月11日

  日本のIT３社のゲーム依存度の高さに驚きました。テンセントはゲームが主力ですが、メッセージングのWeChat、決済サービスのWeChat Pay、そしてリテールにも力を入れ、バランスしています。