新着Pick
1154Picks
シェアする
Pick に失敗しました

人気 Picker
非常に面白いインタビューでした。グーグルや地図アプリによって、人間の記憶や方向感覚は退化しているし、ゲームやバーチャル空間の広がりによって、新しいスキルや知性を持った「ヒト」がどのように生まれているかを描いた科学者のインタビューです。

彼の著書「デジタルエイプ」は合計400ページ以上の長編ですが、そこには人類がいかにテクノロジーによって「新しく作られてきたか」という歴史がおもしろく描かれています。そして100年後には、デジタルや生物工学といった技術によって、いまとちがった人間が生まれていることを教えてくれます。

ちなみにこの人物は、1990年にティム・バーナーズ・リーとともに、インターネット上のホームページをつなぐ「ワールド・ワイド・ウェブ(www)」の発明者でもあります。コンピュータ、心理学、哲学、生物学をまたがる知の巨人のアタマの中を、垣間見ることができるインタビューです。ぜひご一読ください。
タイトルとは裏腹に、記事では、バイリンガル(コンピューティングと倫理学、テクノロジーと哲学、、データサイエンスと歴史学)などが紹介されていますね。どういうスキル、領域を深堀していくのか、1本でいいのか何本も井戸を掘るのか、ということを考えさせられます。

ちなみに、記事ではGAFAには知力で対抗ではなく、単に規制しろ(独占をやめされろ)と主張しているよう読めました。
我々はデジタル化したサルになっている。でも、本質はサル。今は環境適応の段階。デジタル化のスピードに必死になって食らいついているという姿が見えます。

検索すれば瞬時に回答が出てくる環境で、サルの知的能力は向上しているのでしょうか。要領だけ良くなって、デジタルへの依存心が高まっているように感じます。

自分で考える。判断する。ということに億劫になっている。デジタル化したサルを進化させるには、考える、哲学するというプログラムを組み込むことが大切です。
哲学と心理学は、数学と並んで人工知能開発に隣接する分野です。哲学といっても、プラトンとかではなく、言語哲学と論理学の流れです。バートランド・ラッセルが数学者兼哲学者であったように、論理学が再興して数学と接近したのが、20世紀の哲学の大きな流れです
 人工知能開発はいまだ草創期です。このインタビューで、金融や広告などに使われているアルゴリズムでは「人間の心理が無視されている」ということが強調されているように、人工知能は機械学習計算機などにとどまるべきものではない、と考える人は多くいます。人間のような意識を持ち、同じように考え、様々な問題について独自の新しいアイディアを提案するような人工知能はまだはるか先の目標です。そこに至るには、数学、論理学、心理学などの共同作業が必要と考えられ、これまでもサイバネティクス、情報哲学といった新しい研究分野が構想されてきました。
科学もビジネスも一つだけの専門性では、活躍が難しくなりました。

人文社会系の学問も含めた科学は、近年、専門性の細分化、融合、深化が著しく、その傾向を強化しているツールがコンピューターサイエンスです。一方で、どんなに科学的な知見が発見されても、個人や人の集合体としての思考や行動を全て解明できているわけではありません。

複雑化した科学が人に寄り添うためには、複数の専門性による複眼的な視点で、多様な人の在り方の観察から、課題を見つけ出すスキルが必要です。そのためには、サイエンスとアートの両方に通用していることが求められます。

専門性を掛け算で考えられれば、それぞれの専門性が二流・三流であったとしても、新たな融合フィールドを形成して、十分に戦えるようになります。
哲学専攻からAIの専門家に進んだシャドボルト氏。不思議な進路だなと思っていたのですが、彼がライフワークとして挑んでいる3つの疑問を聞いて、納得しました。
知能とは何なのか。とても興味深い問いです。
そういえばスラックの創業者バターフィールド氏も哲学専攻でした。今回の特集を通じ、哲学はテクノロジーとも相性のよい学問なんだなと感じています。
>テクノロジーと哲学の両方が分かる「バイリンガル」も貴重です。最近多くの人は、テクノロジーの方に、偏って注目しすぎだという印象があります。

最近は、哲学という領域が拡張されて、デザイン思考やアート思考といった言葉が出てきていると感じています。

領域を越境して統合できる人材が求められてくるのだと思います。

▼参考本
個人的に、アメリカのSTEM教育(Science=科学、Technology=技術、Engineering=工学、Math=数学)に、Art=芸術を加えて「STEAM」に変えていく運動に注目しています。

ロードアイランド・スクール・オブ・デザインに学ぶ クリティカル・メイキングの授業 アート思考+デザイン思考が導く、批判的ものづくり
https://amzn.to/2PguflH
テクノロジー×哲学は相性がいい!で締めくくるインタビュー。とっても興味深く読みました。

欧米のエリートって、このようなダブルメジャー、トリプルメジャーが普通ですものね。

だから、教養もあるし、深みもあるし、物事を多面的に見られるのでしょうし、あの手の人たちにはなかなか勝てないなぁと思ったりします。

バイリンガルを目指すと、ある種のゆらぎだったり、認知不協和を起こすから、自分の中で新しい発見やアイデアが生まれたりするのでしょうね。
どのように規制するかですね。課税する、というのも一つですし、そろそろ分割や国有化、などの議論も出てくるかもしれません。いずれにしろこのままでは済まない
"フェイスブックの情報漏洩や、ケンブリッジ・アナリティカによるデータの不正収集についても深刻です。こうした問題点について、政府は強い規制が必要だと認識し始めています。"
数学は言語なので、その気になれば文理問わずあらゆる分野にアプライできると思います。人類的に見ても数学を頻繁に使用している分野はまだ狭いのではとすら思う時があります。