この連載について
テクノロジーの急激な進化によって、人類は歴史的な転換期を生きている。そこで幸せな人生を歩むには、付け焼き刃のようなハウツーやノウハウは通用しない。むしろ深く人間と社会を洞察するための、リベラルアーツこそ最高の学びとなる。
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Samsung Electronics Co Ltd is a diversified electronics conglomerate that manufactures and sells a wide range of products, including smartphones, semiconductor chips, printers, home appliances, medical equipment, and telecom network equipment.
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Adidas designs, develops, produces, and markets athletic and leisure apparel, footwear, accessories, and sports equipment.
業種
スポーツ用品
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Founded in 1886, Atlanta-headquartered Coca-Cola is the world's largest nonalcoholic beverage company, with a strong portfolio of 200 brands covering key categories including carbonated soft drinks, water, sports, energy, juice, and coffee.
業種
清涼飲料
時価総額
36.6 兆円
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インタビューを受けてくれた、クリスチャンが執筆した「センスメイキング」が教えてくれることはシンプルです。それはデータ分析では見落としてしまう、極めて重要な社会や人間の洞察力こそが、彼らが救ってきた世界的企業の「経営再建」にはとっても重要だったという点です。
アディダス、レゴ、サムスン、フォードなどなど。グローバル企業の経営陣たちが、こぞって頼りにしているコンサルティングファームの「秘策」について、本人にインタビューしてきました。ぜひご一読ください。
本文中でも触れられていたAmazonのレコメンドにしても、アルゴリズムで多くの人の行動をもとにしたものなので、関心をもつであろう可能性が高いものに過ぎません。仮にデータのサンプルが偏っていれば、個々人の関心とは全く異なる文脈の可能性も示されます。
データサイエンスから示される解は、個々人がそれほど大切に思っていない定型的な選択に関しては、わずらわしい判断を効率化する手助けをしてくれます。一方で個々人の価値観に関わるところは、個々人の文脈が問題になるので、アルゴリズムで示された解は参考程度にしかなりません。
AIと人の違いを突き詰めれば、個々人の人に寄り添えるか否か。様々な経験や学びを総動員して、記事中の下記の言葉を実践するための観察力を磨くことが重要です。
>人に注意を払うのは、人文科学の学問の基本です。「集合体」ではなく、「個々人」がどのような体験をしており、何を感じているのかを観察するのです。
個人の経験と学びの掛け算は多ければ多いほど、複雑さを増すので、それを観察力として発揮することができれば、「個性」として強みに生まれ変わります。
毎日、携帯からニュースを見て、世界についてなんでも知っているふりの人と会話すると、すぐその基礎知識の不足を感じる。表の話で一巡すると、次のテーマに移らなければ、話題は窮する。
やはりそれなりの読書があり、一つの事相に歴史を知り、深く分析もできる、その力は読書から来る。
https://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/35689
行動経済学 実際の人間による実験やその観察を重視し、人間がどのように選択・行動し、その結果どうなるかを究明することを目的とした経済学の一分野。必ずしも人間は合理的に判断して行動するわけではないという前提にたって、人の行動や意思決定の在り方を研究している。
「100冊読んでから意見を言え」と指導してくれたその人は読書量がすごいだけではなく、行動的で人間理解の深い人でした。
人間理解のためには、観察、読書、体験など様々な方法があるけれど、根底に人間への関心と敬意があるかどうかで、深い理解にたどり着けるかが決まる。そして理解を行動に変えることができるのも、人への関心と敬意だと。
教わったことは、「データを集めてもわからないもの」を理解するための方法だったのかもしれません。
「データを集めてもわからないもの」
1 因果関係
2 コンテクスト(文脈)
3 そこに無いもの
特にB2Cに関するコンサルで言えばとても的を得ている。
ビッグデータに頼る統計・工学的なアプローチは「過去と今」を知るのには有効かも知れないが、「先」を知るには人間である消費者の「考え」「行動」を観察して知る必要がある。
だから、人文科学的な「観察」のアプローチが必要となる。
加えて言えば、行動科学や社会心理学も有効じゃ無いでしょうか?
確かにAmazonのリコメンド機能のような購買行動から抽出された書店より、バイヤーがある種の文脈に沿ってセレクトした書店の方が魅力的ですし、後者は通常の意味でのコンサルティングでは難しいですね。短期売上は前者のが高くなりそうですが。
ダーウィンしかり、デカルトしかり、アリストテレスしかり、結局、「他の人には見えないようなモノを見る力」が独創性の原点だったわけですよね。ほとんどのコンテンツは焼き回しなのは事実ですが、その中でも鋭い洞察が1つあるかないか?で「売れるコンテンツか、売れないコンテンツか」は決まるなと思います。
『天才を殺す凡人』理論でいうと、
創造性:再現性:共感性=2:3:5ぐらいがベストなんだろうな、
と日々感じます。
新しい技術に対しても、それを使ってどんな暮らしになるのかを想像する力が大切。想像力には、読書量だけではなく、その人の多様な体験も糧になります。
教養は必要だけれど、野性的なクリエイティビティはもっと大切でしょうね。