【直撃】数千冊を読んだ教養人だけ、入社できる「秘密のコンサル」

2019/4/17
レゴ、サムスン、アディダス、コカ・コーラ、フォード。誰もが知っているグローバル企業の経営者らが頼ってきた、異色のコンサルタント企業がある。
それが哲学や人類学などの学者集団が設立した、北欧デンマーク生まれの「レッド・アソシエイツ」だ。
数字をきちんと操り、エビデンスを基にプロジェクトを進めるコンサル業界において、彼らはみずからの武器を「観察眼」と公言する。
まずは「じっくり観察する」という、学者のようなアプローチから課題解決に入ってゆく。そしてデータや統計にとらわれず、膨大な観察記録やメモ、インタビューを積み重ねて、埋もれていた課題を浮き彫りにする。
このレッド・アソシエイツの創業者であり、その手法を解説した「センスメイキング」(プレジデント社、2018年)の著者でもあるクリスチャン・マスビアウ氏に直撃インタビューした。
クリスチャン・マスビアウ レッド・アソシエイツ創業者・ニューヨーク支社ディレクター
デンマーク出身。コペンハーゲン、ロンドンで哲学と政治学を専攻。戦略コンサルタントとして20年以上のキャリアを持つ。2005年にデンマークにて戦略コンサルティング会社レッド・アソシエイツを創業。ニューヨーク在住。