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「普遍的人間」というのがイタリア・ルネサンス期の理想的な人間のあり方とされていました。東京大学の入学式で「メタ知識」というのが話題になりましたが、そこでいわれたのは、大学というのは特定の技能、料理とか運転とかプログラミングとかのやり方(know-how)を学ぶところではない、そうではなく、「メタ知識」、つまり何をやるのにも応用の効く普遍的な知を学ぶところであるということです。普遍的な知(ある物事を深く理解する人文社会諸学know-what、ある事象がなぜ起こるのか理解する科学know-why)を身につけてこそ、社会全体に長期に渡って必要なことを理解し、新たなknow-howを創案することもできる、という話です。
 大学Universityというのは普遍的Universalな知について学ぶ場としてヨーロッパで発展してきました。これは、「普遍的な知」が存在するというヨーロッパの世界観に基づくものです。「普遍的な知識」が存在するというのはキリスト教とも密接に結びついた考え方で、世界は全て神によって創られているのだから、全ての知識には関連性があるという発想です。数学は物理学や経済学に応用できる、化学は生物学に応用できる、というこの考え方は近代西洋の躍進の基礎でもあります。
 レオナルドは、ルネサンス期、つまり「普遍的な知」を美術や手工業、都市設計、機械へと応用しようとしていた時代のあだ花のような人です。「普遍的な知」の他分野への応用はこの後急速に進み、大学も急速に変わって社会で大きな役割を果たすようになります。この変化は後にデカルトやライプニッツ、ニュートンらによって決定的になりますが、レオナルドは時代が早すぎたのと数学に弱かったこと、そしてラテン語ができなかったこと(これは、当時アラビア語、ギリシア語からラテン語に翻訳されつつあった最先端の自然科学書が読めないということでもあります)で、創始者としての役割は果たせませんでした。多くのアイディアは出したものの、体系化して後進に継承することができませんでした。
どうせ天才なんて、生まれつきの能力なんでしょーー。そう考えている人をハッとさせるような、面白さと学びが凝縮されているストーリーです。

レオナルド・ダ・ヴィンチの残した合計7200枚のメモやノートを丹念に調べ上げて、この15世紀のイタリアに生まれた天才が、まともな学校教育をうけず、どうやってアート、音楽、建築、光学、土木工学、気象学、天文学、解剖学などにまたがる才能を花開かせたのか、リアルな人生を描いている伝記『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(ウォルター・アイザックソン著)が発売されました。

合計800ページ近い大作を読んでわかることは、一見するとムダとしか思えないような好奇心が、まるで星座を形づくる星と星のようにつながり、最後はすばらしい『結晶』となっていることです。なぜ彼があんなに美しい絵を描けたのか、なぜたった十数枚しか絵画を残せなかったのか、始めてその理由を知りました。

ちなみに筆者は、アップル創業者のスティーブ・ジョブズの伝記を書いた、世界的なベストセラー作家です。私はもともとジョブズの伝記を読んで大ファンだったのですが、どの時代でも「アート」と「テクノロジー」の垣根をこえて融合させた人物が、イノベーションを生み出してきた理由がさらにはっきり理解できました。

そしてダ・ヴィンチというメモ魔が残した、素晴らしいスケッチやノートの一部も、ぜひご一読ください。すぐ役には立ちませんが、豊かに生きるためのヒントが詰まってます。
大人に「大きくなったら何になりたいの?」と聞かれ、

「科学者で芸術家で、世の中にないものも作り出して、歌舞伎にも出て、探検もして、作家にもなって、マンガも描いて、探偵もしてYOUTUBERにもなりたい」と答える多動な息子。

「その中でどれか一つは?一つを決めて具体的に調べるといいよ」とか言われると、
「うーん…」と納得がいかない彼の憧れは「レオナルド・ダ・ヴィンチ」。

今夜この記事を読んであげようと思います!!
学問も興味も全ては繋がっている!!
面白い事、追求したい興味を捨てる必要はない。
子育てのヒントがたくさん!

・好きと仲間を提供する
・苦手、未完も許容する
・本人の判断基準を尊重する
・他者と同じことを強いない

自戒も込めて。
モノを創造する人は、そもそもスケッチやメモ書きを多用する。広告代理店で働く人にクロッキー帳を持ち歩く人は多い。私もその一人だった。

一方で人の話をいちいちメモるようなことはしない。ダヴィンチのメモの類も、人の話のメモではなく、考えついたモノゴトを文字や絵にして形にするまでの過程にすぎない。

しかし、これを読むにつけ、親近感を感じるよりむしろ、やはりダヴィンチは天才だったんだなぁと再確認。そこの貴方、自分がちょっと時間にルーズだから、算数のミスなんて日常茶飯事だからって、勝手に親近感持たないようにw
ダヴィンチといえば、絵画や解剖学、建築など様々な分野で才能を発揮し、モナリザを描いた天才というイメージでした。
しかし伝記を読んでみると、締め切りには遅れるし、すぐ気は散るし、代数は苦手。こんな人間味がある人だったのか、、と一気に親近感が湧きました。國弘デザイナーによるイラストも、とても可愛いです。
学ぶことや日々の行動の全てが描きたいものを描くことに結び付いていたから、広く深い学びが傑出した作品につながったのだと思います。

ダヴィンチの行動を単に真似しても高みには到達できません。経験や学びを広げる目的がないと経験も学びもしんどくなります。ダヴィンチがラテン語に苦しんだのは、絵を描くことに結び付いていなかったからだと推測します。
レオナルド・ダ・ヴィンチのメモ術で参考にしたいこと

①自分の感覚と向き合う
自分の感覚と向き合い言語化する習慣をもつ

②領域にとらわれない
好奇心と本質に従って学習する=既存の領域にとらわれない

③左脳と右脳を往復
図解と言語化の両方をフル活用→右脳と左脳をバランスよく使う
金銭的な私利私欲がない人の方が最終的には成功するし、後世に名前が残るような仕事ができるような気がします。

>自分の好奇心のために生涯仕事をしている。
>決して専門バカにならなかった。だからこそ、単なる画家という領域を超えて、演出家であり、音楽家であり、エンジニアであり、発明家であり、解剖学者であり、イノベーターになれた。
アイデアの大半はコスパの悪い一見無駄な作業から生まれると思っています。あと、みんなが注目している情報より、分類されていない情報の方が価値があるとも思っています。全てのイノベーションは辺境からやってくるし、分類されているってことは既に誰かが価値化してしまっているってこどですからね