サマンサタバサが3期連続の最終赤字、創業者の寺田和正社長は退任へ
コメント
注目のコメント
強固なブランドイメージがトレンドや消費の潮目がの変化に対し足枷になり、シングルライナーとしての成功がブランドポートフォリオを脆弱にしてしまったというところでしょうか。
サマンサタバサの中にいる方のサマンサ愛、古いかもしれませんが愛社精神は半端ない。紛れもなく寺田社長の功績です。
残ったみなさんでサマンサを生かすためのブランド開発、再編、買収によるポートフォリオの強化、収益構造改革などやり切ってほしい。何度もmtgさせて頂いたファッション業界の大先輩なので驚きました。以前、サマンサの不振に対して以下のコメントを書きましたが、時代へのチューニングは未だ合っていない様に見えます。ただ山崎さんもピックで書かれている社内の方の「サマンサ愛」は他社に比べて異常に高く、今もなお強み。復調を応援しています。
<過去に記したコメント>
皆さん色々理由を分析されている様ですが、商品に関する指摘は「同じ商品でも売れていた時代がある」ので的外れかなと思います。
インフルエンサーの台頭により突出したファッションアイコンという存在がいなくなった。その影響で御家芸の「セレブのアンバサダー起用プロモーション」が無効化しているのが原因と個人的には見ています。
実際、インフルエンサー時代に合わせて海外のスーパーインフルエンサーを5名起用したサマンサ ミレニアル スターズも、サラ・シュナイダー推しになっている所から当初の戦略からのブレが見られます。影響力ではなく見た目重視で露出が決まっているということでしょうから。女性誌に「赤文字系」「青文字系」という言葉があった時代。サマンサタバサは赤文字系代表のCancamやJJなどのモテ絶対主義女子の波に乗って来ました。
その後、顧客だった赤文字世代が市場からピークアウトして行くのを追いかけたものの、とても売れただけに当時のイメージが定着し過ぎて、今の細分化されたミレニアル世代になるとサマンサは昔の鉄板ブランドという認識が強く厳しい戦いになっていると思います。