ミネベアミツミ社長、M&Aで「技術と人を一夜に」-3000億円規模も
Bloomberg.com
51Picks
コメント
注目のコメント
日本電産とは流体軸受モータの特許や三協精機の支援などで浅からぬ因縁のあるミネベアですが、M&Aを成長戦略の中核に据えていることや自動車市場の攻略に重点を置いていることなど、事業戦略においても類似点が多いと感じます。
最近ではミツミ電機、ユーシンを買収し事業のリスク分散も進んでいると思います。財務体質も改善し、負債コストが低く製造業のバリュエーションもそれほど高くはないという環境はミネベアのM&A戦略に追い風と思います。トップラインでのシナジーがより顕在化すればさらに注目度が高まる気がします。少し長い視点で見ると、昔は全社売上の4割を占める機械加工品、そのなかでもミニチュアベアリング(特にHDD用)がともかく儲かり、それ以外は育てようとしていたが上手く利益化できていなかった(特にHDD用モーター)。そしてまず液晶用バックライトが一気に売上・利益とも成長し、その後にミツミの買収がのっかった。
3段ロケット的な推移で、金融危機前は売上3000億円超・営業利益300億円前後(営業利益率8-9%前後)の企業だったのが、2016年3月期に売上6000憶円・営業利益500億円(営業利益率8.4%)、直近2018年3月期は売上9000億円弱、営業利益800億円(営業利益率9%)となっている。
売上を増やすだけじゃなくて、連結で見たときに営業利益率は維持されていて、柱となる事業がちゃんと増えている状態。