出版取り次ぎ大手の日販とトーハン 発送業務などで協業へ
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出版取次業界を取り巻く環境が、一段と厳しさを増していることの表れ。業界3位の大阪屋と4位だった栗田出版販売(民事再生法申請)はすでに楽天傘下入り。同5位だった太洋社も破産に追い込まれた。寡占市場の頂点に君臨する日販、トーハンの2社も減収基調が続いている。各社、業績低迷に歯止めをかけるのに必至なのだろう
昨年11月に検討開始という発表はあった(①)ので、そこからの流れ。
Amazonが参入する際には取次、特に日販・トーハンの2強のパワーが強かったことは②の日経記事からも伺える。一方で、今となっては本自体の売上も減り、またチャネルとしてもオンラインが圧倒的。
本屋でどんな本が出ているのかを眺めるのは、活字中毒な自分としては今でも好きで残念な流れではある。一方で、個別の本屋というエンドでの在庫管理より中央的な管理の方が合理的だから取次業態が強かった。そのなかで本屋自体の規模として圧倒的に大きいAmazonが強くなれば、その業態のパワーが弱くなるのも当然の流れ。
①https://newspicks.com/news/3473373
②https://newspicks.com/news/3598225日販は長い間TSUTAYAと共に歩んで来た出版取次で、トーハンとは事業パートナーなどについても見事なくらいに一線を画していました。
昨年から協業を模索してきて、先ずは物流で協業ですか…
私は本は紙の本で読みたいタイプなので、紙の本がなくならないことを願っていますが、出版業界も大きなビジネスモデルの変化が必要なのでしょう。
こういうタイミングで、出版事業にチャレンジするUZABASEは色々な意味でチャレンジャーですね。業界モデルに一石を投じることを期待しています。