紙幣刷新「特需」に虎視眈々の企業たち
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キャッシュレスとうまく組み合わさると良いと思います。新紙幣は利用者の行動は変えなくていいから、キャッシュレス推進と比べるとやりやすい。
注目のコメント
私の試算ですと、今の紙幣通貨の単価を基準に、全ての紙幣と500円硬貨が新しくなり、全てのＡＴＭと自販機が改修入れ替えとなると、特需は1.6兆円、付加価値は1.3兆円誘発される計算となります。
ただ、キャッシュレス化が進展し、紙幣硬貨の流通量やＡＴＭが減れば、この金額を下回る可能性もあるでしょう。紙幣処理機最大手のグローリーは、2004年の新札では前後３年間で約900億円の増収効果があったといいます。株価も上がっています。しかし、記事にもあるように今回、同社は慎重です。最新技術が導入される新札には、機械の開発に多額の投資が必要になるかも知れません。そして何よりキャッシュレス化という時代の大波があります。ATMが公衆電話のような存在になりかねません。
1兆3000億円の経済効果を見込む観測もありますが、それも不透明です。むしろ50兆円とも言われるタンス預金の一部が市中に出回る効果が期待できるのかも知れません。昨日は、日経CNBCでも新札特需はかなり話題になっていました。
それを見ながらふと…これはキャッシュレス化への究極の戦略なのかな？と思いました。
今回の新様式で印刷された新札への対応にグローリーなど新規投資を躊躇することで、ATM、両替機等の数が減少すれば、否応無くキャッシュレス化が進みであろうという読みではないかと…
そうでなくても日本のATMは便利な機能が付き過ぎていて、海外のものより割高なのに、ATM利用手数料があまり取られない珍しい国です。
ここまで現金を使うのに便利にしていたら、いつまでキャッシュレス化が進まないと考えてもおかしくないなぁと…
