みずほ、AIで中小に無担保融資 5月、運転資金の供給迅速に
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中小向けの運転資金はAI融資が活きる分野です。いずれ「融資の逆オークション」と共に、もっと広まって欲しいものです。
融資判断のためには細かい財務情報が欠かせません。クラウド財務会計を使っていれば、財務情報の提供は容易です。財務情報を提供する代わりに、複数の金融機関から即座に見積もり比較できる仕組みが出てくるでしょう。つまり「融資の逆オークション」です。そうなると、有利な条件で運転資金が借りられ、中小企業の資金繰りが大きく変わる可能性を秘めています。この分野も盛り上がっていますね。
日銀でもりそなと共同でワークショップをするなどして、研究が進められています。
https://www.boj.or.jp/announcements/release_2019/rel190215d.htm/
各社、過去データなどを元にモデルを構築するのでしょうが、モデルの精度を上げるためには実際に貸し付けを行ってみて実績 対 モデルでバックテストをしながら精緻化を図る必要もあるでしょう。
そうした段階までモデルを精緻化しようと思うと、少し長い期間がかかりそうだなと思います。
また、IFRS9やASC326などのように、いずれ日本にも予想損失モデルが導入されると思いますが、これらの研究が予想損失モデルによる貸倒引当金に活かされるのかも気になるところです。そうなってくると、監査人はどこまでモデルに足を踏み入れなければならないのか、、、みずほ銀行は5月、人工知能(AI)を活用して返済能力を評価する、中小企業向けの無担保融資を始める。法人融資にAIを使うのは大手行で初めて。
スマートフォン(スマホ)などで申し込み、融資実行まで来店せずに完結する。決算書類は不要で、みずほ銀が口座の入出金のほか、顧客が同意したクラウド会計ソフトや電子商取引(EC)サイトでの販売データなどを収集。企業ごとの融資上限や金利をはじき出す。
融資上限は1千万円で貸付期間は最長1年。用途は運転資金で、主に飲食業や小売業の利用を想定する。10分ほどで金利などの条件が示され、最短で2営業日で資金が振り込まれる。