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【早崎公威】なぜ、初のブラックホール撮影が「歴史的偉業」なのか

NewsPicks編集部
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    忠北大学 天文宇宙科学科 教授

    正直に言おう。この観測結果を初めて聞いた時、複雑な思いがよぎった。自分も同じ現役のブラックホール宇宙物理学の研究者であり、なぜこのプロジェクトに一人の研究者として関われなかったのかという思いだ。

    しかし、同時にそんなちっぽけな感情など吹き飛ぶほどのインパクトがあった。加えて、本間さんや秋山くん、今はやめてしまったけどボストン近郊にあるハーバード・スミソニアン天文台で働いていた塩川くんをはじめEHTチームが長い年月かけて彼らのエネルギーを注いで取り組んできたのを傍目で見て知っていたからだ。

    むしろ、我々外部の専門家にとっては、彼らの出した結果に基づいてこの先大きく科学を前進させるチャンスなのでしょう。個人的には今執筆中の論文に関連して、早速研究のアイディアが浮かんでいる。

    とは言え自分の研究に没頭する前に、まずはこの成果の科学的インパクトの大きさや関わってきた研究者の声を届けたいと思い筆を握った次第である。

    コメント欄を読む限り良い反響をいただいてる様子で筆者冥利に尽きる。

    この記事を執筆するにあたりサポートしてくださったニューズピックスの古屋さん、筆者と締め切りギリギリまで並走してくださった編集者の森川さん、この記事をピックしてくれた皆さん、さらにコメントをしてくださった皆さんに感謝したい。どうもありがとうございました。


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    NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家

    何がすごいってさ、アインシュタインは観測も実験も一切せずに、頭の中だけで「宇宙はかくあるべき」というところから出発して一般相対論を導いて、それが100年経っていまだに綻びひとつ見つかっていないことだよな。

    そもそもさ、物理法則が数式で記述できるって、よくよく考えると不思議すぎる。だってその必然性は全くないし(たとえば10000行くらいのif-thenやgotoだらけのコードでもいいわけだ)、そもそも数学って自然科学とは独立してできたものだし。

    もう、唯一可能な説明は、「神様は数学者である」ってことしかないよな。(神様がプログラマーじゃなくてよかった笑)

    以下、アインシュタインのことばです:
    "The most incomprehensible thing about the world is that it is comprehensible."
    「この世界で最も理解に苦しむことは、それが理解可能なことである。」


  • 暦オタ・ガジェオタ・ミリオタ・時々謎のPro Picer

    いままでもブラックホール周辺の高速ガスから発生するX線の観測によって事実上ブラックホールの視認に成功していたのに、何故今回の発見が歴史的なのか実はよくわからなかったのですが、これではっきりわかりました。
    今回の観測が、事象の地平線を目に見える形で明らかにしたからなのですね!

    数学的にはシュバルツシルト解でその半径を推定することはできても、外部との因果関係を一切持たない存在を数学的には規定することは困難なわけで、だからこそ数式やシュミレーションではなく、「直接観測する必要があった」ということでしょうか。

    私のような無学な人間にもこれだけ理解させてくれる解説はさすが早崎先生。
    解説を読み終えて、かつての天体少年の興奮が蘇ってきました。


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