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注目のコメント
今後のフリーランスという選択について。出版業界について。ミレニアル世代の働き方について。私が実際に体験したことが参考になれば嬉しいです。
出版社でフリーランスの女性編集長として働くことは、孤独なことも多く、強くならなくてはと必死になっていました。まだまだフリーランスの立場は弱かったり、フリーランスとして働くことの理解はされづらいですが、
こうして一歩ずつでも変わっていく場所を作り、前例のないことに対して挑戦し、今後の働きやすさや働き方の選択が広がっていけば嬉しいです。私もフリーランスで、確かにここ数年「しょうがない」と思うことはめっきり減りました。会社員時代は毎日が「しょうがない」みたいなものだったのに、です。
社内政治や長時間会議が不要かと言われればわかりませんが、私はそれが性に合わなかったのでフリーランスになっただけです。とはいえフリーランスは経理も総務も自分でやらないといけないので、「好きなことだけで暮らしていける」とはかけ離れた生活です。
でも、たとえば経理は「クラウド会計ソフトを導入してみよう」と気軽に全部自分で決められるのがフリーランスの(数少ない)メリットです。
自分の行動にすべての責任を取れる人はフリーランスに向いているし、「会社という後ろ盾があるほうが強気でいける」人は会社員が向いています。
結局は、その人の向き不向きです。誰しも「人生の主役は自分」です。
自分の人生のコントロール権は、自分のものです。
しかし、企業で働くということは、自分のコントロール権を他人に預けることになります。
自分が今何をし、何を目指さなければならないのか。何を実現すべきなのか。誰と付き合うのか。付き合わなければならないのか。自分が将来どうなるのか。
大企業の仕組みは素晴らしいものです。バカでも入社すれば役割が与えられ、その集合体として数千億、数兆という売上を叩き出すことができる。
しかし、一個人としてみるならば、それは「歯車」です。大企業で働くということは、すなわち、ルールやオペレーションに従うということ。それは個性を殺すということです。
もちろん、その生き方を望む人を否定するものではありません。人は人それぞれ価値観があります。それを自分の人生としてコントロールした上での結果なら、誰かが否定をすべきものではないと思います。
ボクにとって、ボクの価値観において、それは難しいものでした。
数年前に独立し、フリーランスとして、新規事業における、PMの受託や戦略コンサル、マーケティングコンサル、新規事業のプロセス設計や、新規事業担当者の人材育成研修などをやっています。
独立してからというもの、本当に人生が楽しくて仕方がありません。
やりたいことだけやる。伸ばしたいスキルだけ伸ばせる。成長したいことだけ成長できる。付き合いたい人とだけ付き合える。
自分の人生のコントロール権を、人生で初めて自分の手にした感覚で、毎日新鮮なワクワク感とともに働いています。
一方、もちろんリスクは大きいです。自分が倒れれば、このあとの生活はすべて白紙になります。プランが立てられません。
そう簡単に休めなくなります。休めば収入がなくなるのはもちろん、休めばクライアントに迷惑もかかります。
住宅ローンが借り難くなります。マンションの購入や家を建てるなら、サラリーマンのうちに早めに契約しておくことをオススメします。
まあ、なんにせよ、どんなことにもメリットだけなんて世界はありません。(メリットだけしかうたっていないものは大抵詐欺です)
最近のフリーランスや副業/複業を持ち上げるメディアは、デメリットを安く見積もりすぎているように思えますので、その点ご留意を。