補助金撤廃なのに“追い風”、LGが第3世代電池で中国再挑戦
日経 xTECH(クロステック)
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2020年に予定されている中国のEV補助金撤廃で、EV向けバッテリーメーカーの”ホワイトリスト”も撤廃されるため、日韓のバッテリーメーカーはやっと中国EV市場に参入ということです。
一旦はポーランドなど東欧諸国に工場を建設して、欧州自動車メーカーとのタッグで生き残る戦略でしたが、中国市場へも投資の手を緩めないという。これは自動車メーカー、特にVWにとっても有難く、中国市場がEVにとって試金石となっていることのあらわれ。
またLGの第三世代バッテリーは、正極を高ニッケルにしたNMC811と、炭素負極に酸化シリコンを混合したアーキテクチャで目新しさはありません。表面加工やプレドーピング、バインダーの高弾性化などで改善レベルに過ぎません。
このように2020年の東京オリンピック以降は、中国がEV先進国となる可能性が有りますが、100kWh程度の高容量を積んだEVバッテリーは、セルの調達と価格競争に加えて、充電ステーションの問題も引き起こすことになるでしょう。LGの第3世代のバッテリーであっても充電レートは2Cレベルなので、満充電するには何時間掛かるのやら。