新着Pick
17Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
ベストセラーになっている『妻のトリセツ』(講談社+α新書)への手厳しい批判。

「研究者として書いているとなると、問題ある。」

ホンマでっか!?TVも同種の疑似科学を振りまいている。
もっともあれは、見る人は最初から信じていない娯楽番組と割り切れる所もある。

「ニューロセクシズムとは2000年代に現れた言葉で、男女の行動や思考の違いのほとんどが、脳の性差によるかのように説明すること。四本さんによると「男女の行動の差は生得的な脳のせいで、解消できない」という考えを招く恐れがあるして、近年学術界で問題視されているという。」

「第三者が目を通す論文の査読システムを避けたり、信頼できる方法を使わずに科学的な言説を装ったりする主張は、疑似科学」。

「わずかな知見を元に、身近な『あるある』を取り上げて一足飛びに結論づけるのは、拡大解釈が過ぎる。ライトな疑似科学に特有な論法だ」。

「疑似科学は分かりやすさを求める人々のニーズに応えるため、支持を集める。」
「これまでも疑似科学的、神経神話的な本は周期的にヒットしている。「人間は、因果関係を明らかにしたい志向性や、複雑さを避けたい思考のパターンを持つ。疑似科学は分かりやすさを求める人々のニーズに応えるため、支持を集める。血液型性格学や水からの伝言など枚挙にいとまがない」と菊池さんは言う。」(記事引用)

物語こそが、霊長類のヒトを人間(ヒトとヒトの間を埋めるきわめて複雑な社会的存在)に変容させた原動力であり、今日も人間をつなぎ、前進させるエンジンとなっている。

それゆえに、われわれは科学という、物語を成り立たせている虚構を検証する行為について、誠実で厳密でなければならない。

科学が物語を語りたいという誘惑に負けず、厳密な仮説―検証プロセスに忠実であることで、私たちの物語力は間違った方向に進むことなく、人間は進化させていける。
こういう批判があるのは良いことだし、そういう批判がされている本であることを承知の上で読み物として楽しむのもまた許されることであって欲しい。