教員を辞退する人が増えているのはなぜか? - もしも数学教師がITベンチャーに入社したら
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「教育学部の倍率も低下している」について、どうしても気になるので検証してみました(本当はこんなことしている暇ないのに)。
北海道大:4.9 →6.3
北海道教育大:4.3 →3.8
弘前大:4.7 →4.6
岩手大:4.2 →2.8
東北大:2.4 →4.3
宮城教育大:3.5 →3.0
秋田大:5.7 →5.8
山形大:4.0 →5.2
募集定員は確かに下がっています。これは少子化の影響なのか、そもそも人気低下を見越してなのかについては各大学に聞いてみないことにはわかりません。ただし、募集定員減だけをみて「倍率低下」とするのは必ずしも正しくないように思います。アホ〜〜な文科省の為に日本の教育はどうなってしまうのでしょうか?
北海道、新潟県の小学校の採用試験の倍率は1.2倍。東京都ども1.8倍。記事のように辞退する人多かったら、講師を雇う事になるわけです。その講師のなり手もないのです。さて、今年の新学期は授業にアナがあく学校が何校でてくるでしようか?
みんな何もしない文科省の責任なのです。自分も学校教員ではなく教育系ベンチャーを選択した1人です。
教員のなり手不足で重要なのは、「教職の何が大変なのか」というポイントだと考えています。
私が学校教員を選ばなかった最大の理由は、教務にまともに時間を避けないからです。
教員が1日の多くの時間を割いているのは、実は事務監督業務や部活、会議だったりします。
そのために、教科教育のためのスキルアップはおろか、授業準備すら職員室から教室に向かう廊下で歩きながら考えるだけというケースもあるそうです。
自分であれば、英語を通して言語文化や社会の色々なことを伝えたいと思って先生になっても、その実忙殺されているのは教務以外な訳で、これではやりがいも何もないと感じる人も出てくるでしょう。
どの企業に行っても、時間外業務は多少なりともあります。
教員はあまりに極端ではありますが、それでも授業クオリティをあげたり自分の教科教育スキルを上げるための勉強だったりのためであれば、やりたいことのために頑張れるわけで。
これが、慣習を理由に「くだらない」と眼に映るもののために時間や体力を割く未来が見えてしまったのだとしたら、教員のなり手たる学生や若手教員が学校から離れていくのも宜なるかなと思ってしまいます。