この連載について
今、知りたい注目のニュースの真相から全体像まで、やさしく徹底解説。プロピッカーや有識者による対談、オピニオン寄稿、直撃インタビューなどでお届けする、NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。
日本電産株式会社(にほんでんさん、英語: Nidec Corporation)は、京都府に本社を置く日本の電気機器製造会社。 ウィキペディア
時価総額
8.54 兆円
業績

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弊社は入社式を辞めましたが、いきなり入社前から3カ月間の新人研修での成果発表会で、彼らが如何に仕事が出来ないかを分からせる厳しい評価を与えています。正解の無いビジネスの世界では、これまでの日本の高等教育では鍛えられなかった自分の頭で考え抜いて、仮説と検証を繰り返し、自論を展開出来るような人材にならないとイノベーションは起こせません。
そんなネスレ日本の新人研修で、まだビジネスマナーを一から教えていると聞いて愕然としました(笑)ビジネスマナーも知らない学生を採用しているのか?と。うちもまだまだだなぁ、と反省させられた次第です。
一方で、今の高校・大学が、僕が考えるような「深くモノを考える」場になっているかどうかには、大いなる疑問を持っている。新興の中学校・高校が東大合格者数だけで新たにブランド化されている状況がそれに拍車をかけているようにも思える。テストの点は取れるが、自らモノを考える課題設定力がない若者が増殖しているように見える。そのような人材が官僚や政治家、或いは企業経営者になって日本を動かすとすれば、由々しき事態と言わざるを得ない。既に最近はその懸念が本当のものになっている気がする。
昨日、末の娘が第一志望の中学校に入学したが、中学校は偏差値ではなくて、課題設定力の面で伝統ある学校を敢えて選んだ(小学校では、なんで「御三家」を受けないのとか色々言われたが)。受験のための塾など一切行かせず、好きな本を好きなだけ読ませた。歴史好きになった娘のために、この春は坂本龍馬の足跡を辿って土佐や京都に足を運んだ。目を輝かせる娘を見て、嬉しかった。一方その間、多くの小学校の同級生は中学合格後すぐに「鉄緑会」など大学受験塾の門前に殺到し、既に授業を受けているそうだ。それを否定する権利は僕にはないが、考えさせられる。
僕は昔、武蔵で「自ら調べ、自ら学ぶ」ことを推奨され、学校では受験対策などしてくれなかった。しかし、同級生たちの多くは中高で自ら調べ自ら学んだことを一生の職業にした。今武蔵は新興勢力に押されて人気が落ちていると聞くが、僕は武蔵は昔の武蔵であり続けて欲しい。
戦前は旧制高校がモノを深く考える場になっていたし、そこで悩みながら哲学書や内外の書籍を読み、友と議論する中で課題設定力が鍛えられていたように思う。旧制高校から帝大へはスムーズに入学できる仕組みにもなっていた。戦後の、誰もが平等に大学に行ける時代は、結果的に受験で点が取れる人材の育成に繋がってしまったように思う。そして、今や「誰もが」ではなくて「塾に行くカネのある家庭の者が」東大に行くように変貌してしまった。本当のエリートとは、真の教養ある人材であり、テストの点が取れる人材ではない。教育改革を進めない限り、日本の未来は暗い。
在学中に自身が取り組むべきものを自ら見出し、必死で学び、専門性の入り口に立ち、そこからも常に学び続ける姿勢とメソッドを身につけることが必要なのだと思います。
(本文より引用)——————
自分の夢、自分の職業観。そういうものを大事にせなあきません。
今日の私の言葉を忘れないように。今日は輝かしい、いい日やったなと。
はっきり申し上げて、この大学が第一志望じゃない限りは、どこかの大学にすべったという方もおられるでしょう。でも、あのなんとか大学に落ちてよかったと、そう思わないけませんよ。
それをぐじゅぐじゅと、「負け犬根性」が染みついて、僕の人生はダメだどうだって。
何を言うとんねん、お前。そりゃ99歳のじいさんが言うなら別ですよ。まだまだ18か、19かくらいの若い人が、将来の希望を失っちゃいけません。
100年生きないけない人間が、なんで10代で負け犬根性を出すんだと。
アメリカでは起業家が学校経営に参画する事はかなり多く、特に、テクノロジー系の起業家は、人材不足やこれからの世の中の変貌にアンテナが高いだけに、教育に投資をすることが多いです。NetFlixのリードヘイスティングが多額を出しているKipp、クァルコムの創業者が作ったHigh Tech High、最近だとオラクルが社内の敷地に立てたデザインテック、そしてヨーロッパだとダイソンが作った工科大学もありますね。
子どもたちは社会に出ていくのだから、民間経営者も学校とどんどん人材交流をすることで、一見役にたたない学問と、AI時代に必要な力のバランスをどんどん探究するといいですね。
こうした取り組みに一番期待するのは、経営的な打算妥協をせずに理想を追い求めれるところから、永守さんの理想を探求できる可能性です。大学だけで、私立であれば偏差値や入学希望者を意識せざるを得ず、国立であればそこに国の方針もより大きく意識せざるを得ません。そういった成約がない中で何が提示できるのか、注目したいと思います。
一時期注目を集めた海陽学園がふるわないとききくのも、結局は社会の偏差値や進学の固定観念を覆せなかったからと言う要因も大きいと思います。どこまでチャレンジできるのか。
大学を職業訓練学校と思ってもいい。
より厳しく批判もやってもらいたい。
しかし、無用の用もあるじゃないか。
無用の大学から出た無用の卒業生は今の日本電産を支えてきたのではないか。
そう思って、永守さんの言葉は何だろうか。
永守さんよりもっとでっかい構想を持っている人韓国の人、中国の人もいる。
永守さんほど成功しないのは、学識に不足しているのではなく、行動力だろう。
成功の原因は何だろうか。その成功の中では教育の意味を追求していいが、過激な言葉を羅列していいとは思わない。
記事としては取材対象の言葉を垂れ流していく、まったく無批判で報道するのもいいとは思わない。
毎年同じノートを読み上げるだけの講義や、最新の知識を無視した講義…。
大学入試が厳しかった時代は、卒業時は入学時より確実にアホになっていたものでした(たまに優秀になった人もいたのでしょうが…)。
原因は、安定した地位と身分に安住し、勉強しなくなった教授たち。
かつてのスコットランドの大学のように「受講生の数に応じて給料を決める」とか、今の米国の大学のように「学生に不評の教授をクビにする」とかしないとダメでしょう。
入学者の確保と就職支援が主な目的となった大学…改革が必要です。
そうです。野球やサッカーよりも逆転の多いのが人生です。
みなさん、面白そうと思う分野で、頑張ってトップを目指しましょう。頑張ってください。
私の大学受験を乗り切るモチベーションは
『本読みたい』と『モラトリアム』でした。
坪内逍遙『小説神髄』明治18
永井荷風『濹東綺譚』1936
マッチングをクイズ的に覚えながらも読んだことはない。
紹介される一説は面白そうでした。
学校と予備校と自習で1日がおわるそんな中
1931フーバー大統領が出した恐慌対策『モラトリアム』を知り
自分の人生に必要なのはしばしのモラトリアムだ、と確信。
実際入学したら本読み放題遊び放題、なんとかなるレポートや試験、ゆるいサークル活動や飲み会という見事なモラトリアムを提供されたので私のニーズと大学から提供されたものはマッチしていました。個人的には大変満足しています。
しかしくたびれ果てた状態で入学しないために、
社会で競争力を発揮できる大学教育とするために、
大学受験予備校化した高校教育から見直す必要があると思います。