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事故機はセンサーとデータの食い違い、失速防止システム作動、システム誤作動を機長も回復できず、と制御システムのアップデートだけで納得するには弱いと思います。システムの信頼性を厳しく評価していただきたい。
長期では新興国を中心として航空機需要は強く、またBoeing・Airbusの二強寡占。そのなかで伸びる航空需要に対応できないリスクも、問題が長引く場合には意識が必要そう。
財務的な影響についてはどうだろうか。
昨年の737の納入台数は580機(うちMAX256機)、うち4Qは173機(同111機)。Boeingの商用機売上は2018年で7兆円弱、4Qが約2.5兆円、納入台数は年間806機、4Q238機。
MAXのカタログ価格は確か1台100億円ほど(実際は納入台数などから考えるともっと安く70億円くらいか?)、2割減産、年間120機だと10%半ばの減収インパクト。
BSとしては総資産が約12兆円、うち棚卸資産が半分超。そして調達サイドはレバレッジを効かせまくっていて、純資産は数百億円。技術資産など含めてそれで一気に調達が厳しくなるわけではないと思うが、安定的な業績を背景にレバレッジを効かせた経営が、リスク事案が顕在化した時にどう資本市場が対応していくか含めて、今後注目点。
2018年のアニュレポ:http://bit.ly/2IgErJa
ところが、エチオピアの事故ではソフトウェアの問題点とその対策をある程度知っているパイロットをもってしても事故が発生してしまいました。さらなる対策が必要となることは明白で、それに時間を要することから、さしものボーイングも生産計画を変更せざるを得なくなったものと思われます。
今後はいつごろソフトウェアの改良が完了するのか、あるいはソフトの改良だけでなく乗務員の資格も既存の737と分けるような改革を要するのか、いずれにしても各国の当局を納得させる対策が認められない限りずるずると減産が続くことになります。
個人的意見ですが、ボーイング機材はいざとなれば人間によるコントロールが全て効くように設計されているものでした。ところが、おそらく老婆心に近い観点でMCASというソフトウェアを載せ、人間の操縦を機械で勝手にサポートするという慣れないことをしたことが悲劇の始まりだったのではと思います。いったんMCASをすべて無効にするような対応をしたほうが結果的に信頼を取り戻せるのではと考えています。
飛行機は空を飛ぶので、故障したからと言って車のように路肩に止めると言う訳にいきません。
信頼がなければ怖くて乗れないのです。
信頼を作るには時間がかかり、失うのは一瞬という良い事例です。
ボーイングの他の機種に不安が広がらないようにしてほしいです。
https://www.marketwatch.com/investing/stock/ba
主力商品の減産は大きな影響が出てきそうだ。日本ではANAが納品待ちになっているが、ANAの今後の運行計画への影響も気になるところ。