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焦点:ボーイング機はなぜ墜落したか、エチオピア報告書を検証

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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

    今朝の時点
    https://newspicks.com/news/3799395?ref=user_2112738
    で見つけられなったPreliminary Reportを見つけた.
    http://www.ecaa.gov.et/documents/20435/0/Preliminary+Report+B737-800MAX+,(ET-AVJ).pdf

    そこから分かったことを述べる.
    離陸後10秒ほどで,突然,左側のAOAセンサが発散し,また対気速度,気圧高度も不連続に変化.左側のセンサ系に明らかな異常が発生.
    それによって,失速警報が作動.Stick Shakerが動作し始める.
    40秒くらいして,自動操縦を作動させたが30秒ほどでdisengage.同時にフラップを格納する.ここから,MCASの作動が始まった.
    MCASはスタビライザーをトリム・ダウン,操縦士が電動トリムコントロールによってトリム・アップの方向に動かす.これを2回繰り返したところで,操縦士はSTAB TRIM CUT OUT スイッチを切った.これによってMCASは止まった.この切断はボーイングの指示に従うもの.
    ところが,ダウントリムの状態でスタビライザーが止まったため,操縦士は操縦桿を力いっぱい引いて上昇を続けることになった.推力最大のままだったので,やがてオーバースピードになり始める.
    で2分40秒飛行つづけたところで,操縦士が電動トリムコントロールでトリム・アップを入れた(ように見える).それによって,MCASが再起動.再びトリム・ダウン.急降下,墜落.

    最大の疑問は,最後の電動トリムコントロールは操縦士が行ったのか? もしそうなら,ボーイングの指示に反して,一度切った自動スタビライザーを再起動させてしまったことになる.ちょっと前に,ピッチアップが足りないと話している.つまり,この記事にあるように「マニュアルに反して再びMCASを作動させていた」可能性が高い.これはエチオピア運輸相の主張が正確でなかったことを意味する.これは墜落残骸のスイッチの位置を見れば分かると思う.

    疑問2.ずっと操縦桿を引き続けているが,なぜトリムホイールを回して,マニュアルでトリムを取らなかったのだろう?この記事にもない.


注目のコメント

  • ŌGIRI☆倶楽部 見習い/ BtoB企業 製品担当課長

    操縦士の操作ミスのような論調ですが。
    そもそも離陸時の短時間のうちに操縦士が未経験の異常を察知し、緊急時対応に操作シーケンスを切り替え、過去に経験した事のない操縦桿の重さからエンジン出力の戻し忘れに気が付けと?

    フェイルセーフも何もあったもんじゃありません。

    これは多くの乗員が乗っている最新鋭の旅客機ですよ。
    正気で仰ってるのですか?


  • 国内航空会社 気象予報士

    土屋先生の報告書のリンクが大変参考になります。
    エチオピア機はインドネシアの事故の事例を受けて、MCASの解除など一連の知識は持ったうえで飛行していたことがよくわかります。ただし、インドネシアで前日に同様の状況でありながら生還したフライトのデータと比較すると、わからない点がいくつかあります。

    まず、なぜ地面までの高度に余裕がない状況でフラップを上げたのか(速度を下げても失速しにくい状態を保ったほうが何かと有利なはず)、そしてなぜMCASにつながるスタビライザートリムのスイッチを再びONにしたのか、という点がクリアになっていません。
    前者については鳥との衝突で、フラップ類のダメージがあるのではないかと懸念してのことだったかなと推測はできます。同様に再びスタビライザートリムをONにしたのは、やはり手動でトリム位置を直すのに時間がかかるのを嫌がった可能性、また一度OFFにすれば次は異常な作動はしないと考えた、と想像することはできますが、CVR(音声)のほうの解析でその点がクリアになってくると、さらに事故の過程に近づくことができると思われます。


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