[ブリュッセル 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は、来週10日のEU首脳会議で、メイ英首相に最大1年間の「柔軟な」EU離脱の延期を提案する公算だ。EU高官が明らかにした。

メイ首相がこの提案を受け入れれば、英国は5月の欧州議会選挙に参加しなければならなくなる。

EU高官は「唯一の合理的な打開策は、長期間でありながら柔軟な延期となる」とした上で、「離脱合意がまとまり、英議会が承認すれば自動的に終了する1年間の延期を英に提案することが可能」と述べた。

EU側は、メイ首相が離脱延期を申し入れるならば、それ相応の理由を示す必要があるとの立場。BBCは、メイ首相が5日に離脱延期を要請すると伝えた。

ルメール仏経済・財務相は、英離脱の1年延期の可能性について記者団から問われ「延期要請の理由が理解できなければ、前向きな回答はできない」と述べた。

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