[東京 5日 ロイター] - 茂木敏充経済再生相は5日の閣議後会見で、今月米国での開催を予定している日米通商交渉の初回会合日程について「決まり次第発表したい」とし、昨年9月に日米首脳が確認した共同声明に従い「国益に沿ってしっかり交渉を進めたい」と強調した。5月中旬にトランプ大統領の判断期限が迫る自動車追加関税に関連し、日本として除外を確認・要請するかについては明言を避けた。

5日午後に発表が予定されている景気動向指数に関しては「2月の鉱工業生産では電子部品・デバイスなど中国経済の減速の影響を受けやすい業種では弱い動きが続いており、日銀短観でも中国向け輸出の多い製造業中心に景況感が低下した」と指摘した。一方、「非製造業の景況感は堅調で、内需はしっかりしている点が確認できた」と強調。景気の基本的認識は「3月の月例経済報告の通り」とした。

(竹本能文)