借金でスマホ決済OK KDDIが国内初のサービスへ
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ちょうど昨日ダイヤモンドオンラインで公開された連載コラム③(*)でも整理させて頂きましたが、非対面を中心とする携帯キャリアの金融ビジネスにとって親和性が高いのは「資金移転(決済)」「資金供与(融資)」であり、今回のKDDIの新サービスはその基本2機能を深掘りする好施策だと感じました。
また、親和性が乏しい「資産運用」「リスク移転」の残り2機能についても、モノ的に楽しむポイント投資や資産計画の広がりを伴わなくて良いiDeCo(**)から注力するなど、KDDIは丁寧に総合的なサービス世界観を設計・構築しているという印象を持っています。
勿論、その世界観が経済圏という実態を伴って具体化できるのか、ビジネスとして確立するのかなど、これからまだまだ大きな課題はあると思いますが、「重めの装置」で取組んでいるだけあり、各サービスを有機的に連携させようとする覚悟を感じます。
(*)「異業種×金融ビジネスの衝撃」連載コラム
第1回:「丸井、メルカリ、楽天が推進する金融ビジネスの成否」
https://newspicks.com/news/3789834
第2回:「ローソン、ファミリーマートがセブンに周回遅れで挑む金融事業と『キャッシュ』改革」
https://newspicks.com/news/3792727
第3回:「携帯キャリアの金融ビジネス参入!勝つのは『ドコモ』型か、『KDDI・ソフトバンク』型か?」
https://newspicks.com/news/3796123
(**)
iDecoは「税制メリットがあり、やったほうがベター」「拠出限度額がある」「投資ホライズンが決まっている」等という特性があり、通常の資産計画策定に比べて、前提となる制約を伴うため、ややクローズドなコンサルで良く、非対面でもUXを高位に保つよう設計し易いと考えています。日本ではクレジットカードの審査も甘いですが、消費者金融の敷居も低い気がします。
借金をさせて手数料で儲かる仕組みを作ってる感じがします。
こんなことよりも若い時からお金に関しての勉強もあっていいんじゃないかなと思います。ZOZOのツケ払いが盛り上がったのも記憶に新しいですが、個人向けの少額貸付はかなり需要があります。買い物の瞬間に不足分をシームレスに借りられれば、借りるという感覚もほとんどなくお買い物できるというUX設計かできるので、ペイメントサービスとの相性はバッチリです。
決済手数料だけではなかなか収益化ができないので、貸付による収益化は各社重要なテーマです。ですから、他のなんとかPayの人達もきっと同じようなことを考えてるのではないかなと思います。
貸付は貸し付けるタッチポイントから、与信、債権回収までの一連のサイクルの中でデータが活用できるシーンが多分にあります。広告ビジネスへの決済データ利活用なんて距離感のある話より、直接的で確実にマネタイズに繋がるビジネスだと思います。
まぁ、今どき感は無いですけどね。