【麻野耕司】「Aim(目標設定)」の法則がチームを変える
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人間には、様々な幸せがあります。
料理を食べて美味しいと感じる。
映画を観て面白いと感じる。
人は一人でも幸せを感じることができます。
しかし、個人ではなく、チームだからこそ得られる幸せがあります。
みんなで同じ目的に向かう時に生まれる連帯感。
みんなで何かを成し遂げた時に得られる達成感。
そして、チームは人を苦しめるものでもあります。
チームの中の人間関係に悩まされ、時に人は孤立し、疲弊します。
人間を幸せにすることも、不幸にすることもできるのがチームというものです。
にも関わらず、学校でも会社でも、私たちはチームを体系的に教わることはほとんどありません。
また、世の中にあるチームの本は、経験則や精神論で語られているものばかりです。
『THE TEAM』ではチームのメカニズムを科学的に解き明かし、誰もが使える「チームの法則」として紹介しています。
「チームの法則」には経営学・心理学・社会学・行動経済学・組織行動論など、様々な分野の学術的知見が凝縮されており、この本一冊で何冊もの学術書を読むのと同じくらいの効果があるはずです。
『THE TEAM』があなたの運命を変えてくれることを祈っています。本書に書かれている、目標管理手法としてのOKR(意義目標がメイン)とMBO(成果目標がメイン)と振り返り評価(行動目標がメイン)の違いは大変よく整理されていて、まさに自分のチームにもすぐに共有できるものでした。
意義目標(Why)と成果目標(What)と行動目標(How)を、しっかりと使い分けること。特に環境変化の激しい=成果指標がコロコロ変わりやすい企業では意義目標をしっかり定める必要がある、というのはその通りだな、と。
OKRの話をすると、よく「OKRって流行ってますよね?うちも導入した方が良いですか?」と聞かれますが、その企業の置かれた環境やチームの状態によって、その答えは変わるということ。当たり前ながら、本書の中でも最初に取り上げられている通り、目標設定はとても本質的で深いテーマだと実感なるほど。モチベーションクラウドが生み出される経緯がわかりました。
売上志向で問題があり、「変革」という意義目標をもとに、「売上」に加えて「リピート率」 という成果目標を定めた。
そして、リピート率を80%以上に高めていくために生み出された新規事業が、国内初の組織改善クラウド「モチベーションクラウド」。
そういう順序なのですね。
「モチベーションクラウドのリピート率は年間で95%を超えました。月次ベースでは解約率はわずか0.5%です。これにより、私たちのチームは顧客企業の組織変革に向けたパートナーとして継続的に併走することができるようになりました」
組織状態を定量化・可視化するサービス、注目しています。