【挑戦】我々が世界的なアジア企業になるための2つの「作戦」

2019/3/29
十河宏輔(そごう・こうすけ)と小堤音彦(こづつみ・おとひこ)が2016年、シンガポールで共同創業したボーングローバル・スタートアップ、「エニーマインド・グループ」。
デジタルマーケティングの「アドアジア」、インフルエンサーマーケティングの「キャスティングアジア」、HRテックの「タレントマインド」と、異なる分野の3事業を展開している。
創業初年にいきなり13億円の売り上げと黒字化を達成すると、翌年には12地域に展開し、今では450人近い社員を抱えるまで成長した。
数年間は赤字が常識なスタートアップ業界において、エニーマインドは、いかにして創業初年から利益を生み出せたのか。
前編では十河宏輔CEOがアジアでの勝ちパターンを確立した秘訣について披露した。
しかし一方で、急成長しすぎたゆえに、全拠点の細部まで目が届かないなど「成長痛」とも言える課題にも直面している。
エニーマインドはどのように乗り切り、さらなるグローバル企業へ成長させようと目論んでいるのか。後編の本日は、十河が描く2つの作戦を紹介しよう。
十河宏輔エニーマインド・グループ共同創業者兼CEO。2016年にエニーマインド・グループの前身にあたるアドアジアをシンガポールで2016年に創業。新卒で入社した前職のマイクロアドでは取締役、東南アジア拠点CEOを務めた。1987年生まれ、日本大学卒。香川県出身。