「逆イールド」発生...米国経済ついにリセッション入り目前か

コメント

注目のコメント

• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2019年03月28日

  長期金利は市場が予想する米国の経済成長率と予想インフレ率に基づいて動きますから、市場の見方が正しければ、FRBは近い将来利上げ打ち止めでは足りず、利下げに転じることになるでしょう。
• 村松 一之

  株式会社 和キャピタル 取締役　運用本部 部長

  ・2019年03月28日

  今回の局面でより重要なのは3カ月と10年で逆イールドが発生しているが、2年―10年金利では今回の局面でも未だに15bp以上の順イールドを保っている点だ。すなわち市場はFRBが景気減速に後れを取るとは考えていないし、ましてや深刻な景気後退になるとか考えていないのだ。
• 鈴木 優一

  金融サービス

  ・2019年03月28日

  FRBはこれまで利上げを正当化するにあたって金融正常化することによって将来の景気後退局面に備えて利下げ余地を確保するためと主張してきたわけですから、まだ本格的な景気後退局面と言い切れるほど経済指標が揃って悪化しているというほどでなくとも、市場動向を注視しながら早期に利下げに踏み切る可能性があるのではないかと思います。
  
  といって、実際にこれを実行に移すかどうかは当局次第ですが、その期待を市場が持っている限りにおいては、まだ市場はピークアウトしているわけではないという見方もできるでしょう。