[東京 26日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の110円前半。アジア株式市場が軒並み高となったことで、前日に対ドルで1カ月半ぶり高値をつけた円は反落した。しかし年度末を控えた売買は交錯ぎみで、下げ幅は小さかった。

午前の東京市場でドルは一時110.24円まで上昇。前日同様、下値では実需や機関投資家ら国内勢が買いに動いたとの観測が出回っていた。

米金利市場が「利下げを織り込む水準まで一気に振れたのは、やや行き過ぎではないか」(証券)との見方も、ドルの買い戻しにつながった。市場筋の試算によると、米短期金利市場は、連邦準備理事会(FRB)が年内に1度の利下げを実施する可能性を織り込んでいる。

しかし午後に入ると値動きは次第に薄れ、ドル/円はこう着。積極的にドルを買い上がる手がかりに乏しい中で、「年度末を控えた調整売買が相場変動を抑制した」(トレーダー)という。午後3時までのドル/円の値幅は上下29銭だった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 110.13/15 1.1305/09 124.52/56

午前9時現在 110.05/07 1.1313/17 124.52/56

NY午後5時 109.95/98 1.1311/15 124.39/43

(為替マーケットチーム)