リラ急落、トルコ国民の活発な外貨購入の流れが主因か
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トルコ・リラはドルに対して6%下げ、その後下げ幅は4.8%まで戻りました。エルドアン大統領が「トルコ・リラを信用しない金融関係者は懲罰を受けることになる」という声明を出したためです。いうまでもなく、これでは根本的な解決になっていません。
通貨の下落は、急激なインフレと合わせてトルコ国民の生活を直撃しています。3月31日の統一地方選挙にも影響するでしょう。
より根本的な対策、特に公定金利を上げることと、大規模公共事業の縮小がないと、リラの下落に歯止めをかけることは難しいでしょう。しかし、エルドアン大統領には「金利は悪である」というような信念があるらしく、金利は上がりそうにありません。