【インスタ創業者】写真以外の機能は捨てる
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Focusせよ。スタートアップにおいてよく言われる言葉だ。
ひとつはリソースが足りていない中で全部やろうとすれば、全部が中途半端になる。だから1つのことにフォーカスして徹底的にやるべきということ。
そしてもうひとつはそれ以上に大切なのが「何のサービスか明確に伝えるために機能を絞り切ること」。機能が複数あり何でもできるサービスは、ユーザからみれば「これは自分向けのサービスではないな」と思ってしまう。つまり「なんでもあるは、なんにもない」のだ。
ユーザは思った以上に複雑なメッセージを理解することはできない。起業家の考えていることをすべて理解することなど到底難しい。価値観が違うから当たり前のことなのだけれど、なかなか忘れてしまいがち。
メッセージをシンプルに。そのために機能もシンプルに。デザインもシンプルに。フォーカスすればするほど、ユーザには深く刺さり、シェアされ、バイラルで広まっていく。機能を拡張するのはそれからでも遅くはない。
QT:
“私はいつも、プロダクトを発表するときのことを意識していました。そして「これは何のサービスなのか」を明快に伝えたいと思っていました”
“あれこれ機能が詰まったサービスだったら、ユーザーは友達になんと紹介したらいいのでしょう”
“ヒット商品をつくりたいなら、マーケティングしやすい商品にする必要がある”
“投資家だけでなくユーザーのためにも、その商品を使うべき理由を明確にする必要がある”
“すべてをやろうとせず、1つのことを、とても、とても上手にできるプロダクトにしよう”
“極めて具体的な消費者の欲求を満たすサービスに集中することにしました”これは本当に重要な発言。初期のサービスは色んなことを詰め込むのではなく、できる限り削ぎ落としてシンプルにすることが重要!
私はいつも、プロダクトを発表するときのことを意識していました。そして「これは何のサービスなのか」を明快に伝えたいと思っていました。
あれこれ機能が詰まったサービスだったら、ユーザーは友達になんと紹介したらいいのでしょう。
セス・ゴーディンは著書で、「ヒット商品をつくりたいなら、マーケティングしやすい商品にする必要がある」と言っています。
投資家だけでなくユーザーのためにも、その商品を使うべき理由を明確にする必要があるのです。
私たちはまた、「すべてをやろうとせず、1つのことを、とても、とても上手にできるプロダクトにしよう」と思いました。
こうして外出中に自分がやっていることを撮影して共有したいという、極めて具体的な消費者の欲求を満たすサービスに集中することにしました。Butbnの(1)プラン(2)チェックイン(3)写真から、写真に機能を絞ってInstagramが誕生。写真への情熱があったし、他の2つは独自性のある機能でもなかったし、何よりユーザが喜んで使っていたのが写真シェア機能だったと。
機能をそぎ落とす、シンプルにする、それはユーザーの体験、そして口コミのためでもある。
“「これは何のサービスなのか」を明快に伝えたいと思っていました。
あれこれ機能が詰まったサービスだったら、ユーザーは友達になんと紹介したらいいのでしょう。
セス・ゴーディンは著書で、「ヒット商品をつくりたいなら、マーケティングしやすい商品にする必要がある」と言っています。
投資家だけでなくユーザーのためにも、その商品を使うべき理由を明確にする必要があるのです。”
Instagram自身もローンチ時はインフルエンサーマーケティングしてたんですね。ただし、痺れたのはいわゆるセレブではなくクリエイター達に配ったということ。インスタはクリエイティブな場、それを支援するツール。そこが素晴らしいなと📸
“フォトグラファーやデザイナーといったインフルエンサー約100人に登録してもらいました。そしてローンチの日に、ツイッターやフェイスブックにリンクを張ってもらい、それがバイラルループを生み出し、爆発的に広がっていったのです。巨大なトラフィックを持つネットワークにインスタグラムの写真を投稿すると、そのネットワークのユーザーをインスタグラムに呼び込むことができます。するとアプリをダウンロードするリンクが表示されて、新規ユーザー登録がなされる。”
“ただし、インフルエンサーといっても、いわゆるセレブではありませんでした。そもそも私たちなんて相手にされなかったでしょう。
私たちが声をかけたのは、インスタグラムを最も必要としていた人たち、つまり当時のシリコンバレーのクリエイティブ関係者や写真家、デザイナーでした。”