【インスタ創業者】なぜグーグルに入社して2年で辞めたのか

2019/4/26
2010年に設立、12年にフェイスブックに10億ドル買収され、18年には世界ユーザー数が1億人を超えるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのインスタグラムは、いったいどのように生まれたのか。

「Masters of Scale(マスターズ・オブ・スケール)」のリード・ホフマン氏が、18年9月にCEO退任を電撃発表したケビン・シストロム氏に、創業当初の話を聞いた(インタビューが行われたのは18年5月)。
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ホフマン スタンフォード卒業後、なぜグーグルを選んだのですか?
シストロム スタンフォードでは、マネージメント・サイエンス&エンジニアリング学部で学びました。単独では学部にならない分野を一つにまとめた学部ですが、私の学びたいことが揃っていました。専攻は意思決定分析です。
ほとんどのクラスメートは、投資銀行やコンサルティング会社に進みましたが、私は気が進みませんでした。
「クリエイティブではないし、24時間働きづめじゃないか」と思ったのです。まさか起業家も24時間働きづめだとは、そのときは思いませんでした。
(写真:MATT EDGE/The New York Times)
とにかく「私は自分の情熱にしたがってみよう」と思いました。ですから、投資銀行やコンサルティング会社は一社も受けませんでした。