独シーメンス、三菱重工などとガスタービン事業の統合を交渉-関係者
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まず、ドイツでは2038迄に石炭火力を全廃する
事が合意されている。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO40529680W9A120C1EA5000
それ以前に、シーメンスでは火力発電の落ち込み
から、リストラを実施している。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO23307730Z01C17A1TI1000?s=0
GEは、本件では遅れをとり、現在とても厳しい
状況にある。
また、三菱重工とは、以前からかなり
親交を深めており、既にプライメタルと言う
合弁会社も作り、アルストムや鉄道でも以前から
様々な話がある。
https://www.mhi.com/jp/news/story/150107.html
シーメンス社内では以前、社内の発表で
シーメンスのコア事業として、火力の言葉が無かった
と噂が立った事は一度では無い。
なので、恐らくこれはシーメンスによる火力切り離し
であり、新しく出来た会社は、重荷を背負い、
シーメンスは、ここで得た資金で、また新たな
買収戦略に出てくると思われる。
恐らくデジタル関連だと思う。朝っぱらからびっくり。
少し古いですが15年のMRIの資料をベースにして考えると、MHPS-Siemensの組み合わせてはサイズ的にもエリア的にも補完関係が出そうな感じはする。
(MRIレポート)
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H28FY/000825.pdf
苦境の東芝もタービン事業を売却の可能性が半年くらい前に出ていましたが、こちらは群雄割拠(中国勢が強くなってきている)でシェアも低い蒸気タービンなのでまぁあり得るかと思っていましたが。
(東芝 一段の事業売却も)
https://newspicks.com/news/3232308
もしMHPSが手中に入れるというのなら大きい買い物。
例えばLNGに関しては、JOGMECレポートを読むと向こう10年は右肩上がりで需要が世界的に伸びる模様。それに比例しガスタービンの需要も伸びるでしょう(少なくても消えないはず)。ただ、そのあとをどう考えるのか?という観点で見たときに、火力・風力(Vestas)・サービスだけでどこまでやっていけるのかというのは、注視しないといけませんね。まぁ、また落ち穂拾いだと揶揄されるのかな・・・笑
(JOGMECレポート)
https://oilgas-info.jogmec.go.jp/info_reports/1004762/1007526.html
確かにこんな高そうな買い物あったら、千代田助けてる余裕はないか笑
追記
PowerMagazineの記事にもう少し詳しく書いてますね。
合弁を組成し最終的にはマイノリティになる、トップ同士では17年くらいから話が出ている、など。
https://www.powermag.com/siemens-mitsubishi-discuss-merger-of-turbine-units/Doneとなれば大きい話。
火力発電全体への風向きが厳しい中で、特に石炭が厳しく、ガスは火力の中での石炭→ガスシフトもあるので増加傾向にはあったはず。ただ、一時ほどのガス黄金期といった期待値は修正されてきているフェーズ。
ガス火力発電・タービンの世界プレイヤーはGE(Alstomと統合済み、ただ減損にも至っている)、Siemens、そしてMHPS。元々、GEがAlstomを買収する際にSiemens・三菱重工ともに出てきていたし、製鉄機械は2社の統合を既に行っていたりと実利ベースで統合・提携が行われている。