【必読】今こそ学ぶ、フェイクが生む「教養」としての宗教戦争

2019/3/23
イスラム教徒とキリスト教徒の「人口構成」が逆転する日──。
その恐怖感から、これまで平穏とされてきた仏教徒の一部が過激化し始めている。
その最前線スリランカでは、仏教徒が少数派イスラム教徒の商店やモスクなどを襲撃、イスラム教徒の若者が死亡する事件が起きた。
世界中の大手メディアが相次いで、この新たな“宗教衝突”と過激化した仏教徒の存在に目を向けている。
実際に、「仏教徒」側の取材を進めてゆくと、一筋縄にはいかない、複雑な“現代版・宗教戦争”とも呼べる実態が浮き彫りになってくる。
その背景にあるのが、世界に蔓延し始めた、SNS上に漂う大量のフェイクニュース。これらはいかにして生まれ、なぜ人々を信じ込ませるほどの魔力を持つのか。
そして、フェイクニュースから生まれた憎悪は、人の命を奪うまでに発展するのだろうか。
小さな島国で起きたSNS上における混乱の追跡リポートから、終わりなきフェイクニュースの実態が垣間見えてきた。あなたはその実態を知ったとき、これに「踊らされない」と言い切れるだろうか?
教養としての「宗教の現実」をお伝えしていく本特集の、第2回をお届けする。
*第一回はこちら。
【新】旅先で日本人だけが知らない「教養」としての新・宗教戦争

新たな宗教戦争の「発端」