脊髄損傷の治療に光明 自分の細胞で神経再生、札幌医大の幹細胞治療
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一瞬のけがであっという間に手足の機能を奪いさる可能性のある脊髄損傷ですが、残念ながら現状根本的な治療は全くないと言ってよく、早期承認となった背景はまさに藁をもすがる思い、といったところだと察します。
一方、研究にケチをつけたいわけでは決してありませんが、iPSと異なり、血管内投与なのであれば、プラセボと比較した試験が実施可能なはずで、プラセボとのランダム化比較試験が行われてその有用性が評価されるまでは、あくまで「光明」であって、「有効」と判断するのは難しい、と思います。これは、このような治療を受けない脊椎損傷患者でも、患者を選べば今回の報告程度の改善傾向を認める可能性が十分あるためです。
研究自体は素晴らしいことですが、画期的な治療だと結論づけるためには、比較試験の実施が待たれるところです。また、短期的、長期的な安全性も気がかりです。脳梗塞はランダム化比較試験で治験を進めてるようですね。2013年から110人の登録がまだ終わっていないというのは、紹介する医療機関も半信半疑といったところでしょうか。
https://dbcentre3.jmacct.med.or.jp/JMACTR/App/JMACTRE02_04/JMACTRE02_04.aspx?kbn=3&seqno=3222
「感覚的には」それこそ医学の常識を覆すくらいの治療法だ!と思いますが。
自己の細胞を培養すれば拒絶反応はないでしょうけど、「副作用が全くない」というのはありえないので、少し引っかかってしまいます。
(その細胞が良いことしかしないという証明や、培養液の成分に対するアレルギーの可能性もゼロなのだろうか、、、)
とはいえ、とても期待されているのは間違いないでしょう!
どう広まっていくのでしょうか。そして、、、コスト問題。。。