[サンフランシスコ 14日 ロイター] - 米電気自動車(EV)のテスラ<TSLA.O>は14日夜、スポーツタイプ多目的車(SUV)の「モデルY」を公開する。待望のコンパクト型クロスオーバー車だが、今後欧州勢との競合にさらされそうだ。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、モデルYは既存のセダン型量産車「モデル3」と同一のプラットフォームで製造し、部品の約4分の3を共有化することで、モデル3の半分程度の設備投資しか必要がないと説明。生産を軌道に乗せるのは比較的容易だと強調している。

小型SUV市場は米国と中国でともに急成長を続けており、モデルYが需要を取り込む絶好の環境にある。これまでのところはテスラの競争相手も乏しい。

ただフィッチは同日、テスラに先行組の有利さはあるものの、従来の自動車メーカーの設備投資能力や過去の生産管理実績を踏まえると、彼らはテスラに追い付く力を持っているとの見方を示した。

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