女性閣僚、188カ国中171位 日本、2年で65位下げる
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日本の女性閣僚比率。「日本は188カ国中171位で、2年前より65位下げた」。後退しているわけですが、女性閣僚で記憶に残る仕事をしている人も極めて少なく、安倍政権は全体的に「人材不足」を感じます。
諸外国を見ると日本は女性閣僚が少なすぎる→女性閣僚の枠を一定数増やせ
・・と言う愚かな見解が多そうなのが、我が国の政策検討の劣化の一面だと思います。
政策検討は、
(1)事実の確認→(2)問題の認識→(3)原因の特定→(4)課題の抽出→(5)対策の検討→(6)インパクトの調査→(7)政策の決定
という形で進めなければならないと思います。
しかしながら近年、多くの場合、
(2)問題の認識→(7)政策の決定
で決定され、後からそれを補う滅茶苦茶な経済理論や感情論で正当性が肉付けされていく感じに見えます。
(2)少子化で大変だ→(7)保育料無償化政策
(2)地方の人口は減っている→(7)移住者を増やす政策
(2)政府の借金が多い→(7)消費増税
(2)行政の動物殺処分が多い→(7)ペットショップ規制強化の政策
(2)日本の女性閣僚が少ない→(7)女性閣僚を増やせ
(2)女性議員が少ない→(7)女性議員を一定数確保するクォーター制
それ以外にも、殆どそんな感じではないでしょうか。
そもそも、日本の政治家を取り巻く社会構造を考えれば、「政治家なんかやりたいと思わない女性」の方が多くて当然だと思いますよ。
男性向けに特化された政治システムが問題なのにそこには焦点を当てずに、無能だろうと何だろうと、とにかく「女性である」と言う理由で男勝りの女性を無理矢理政治家にしたり閣僚にしたりする意味など無いでしょう。
大切なのは「ごく一般的な女性でも"議員になりたい!"と思える社会になる事」なのであって、定数の問題ではないでしょう。