(ブルームバーグ): 米ゴールドマン・サックス・グループはアップルとの提携クレジットカードの準備段階で、知る人ぞ知るテクノロジー企業と提携していた。

事情を知る関係者によると、ゴールドマンは昨年、消費者向けカード事業参入のパートナーを求め、米インテリジェント・システムズが保有する決済処理ソフト、コアカード・ソフトウエアとライセンス契約を交わしていた。この関係者は情報が社外秘であることを理由に匿名を条件に語った。

こうした技術は通常、カード認証の管理やリアルタイムのカード詐欺感知、金利やリワードの計算などに利用されている。ゴールドマンのアップルとの提携が成功すれば、ジョージア州ノークロスを本拠とするインテリジェント・システムズへの強い追い風になる可能性がある。同社の昨年9月30日までの12カ月の売上高は約1600万ドル(17億8000万円)で、トータル・システム・サービシズやファースト・データといった競合を大きく下回る。

ゴールドマン 、アップル 、インテリジェント・システムズの代表はそれぞれコメントを控えた。

11日の米市場でインテリジェント・システムズの株価は一時、前週末比9.7%高となる場面があった。同社株は2014年末から前週末までに1300%値上がり。同社のリーランド・ストレンジ最高経営責任者(CEO)は昨年11月、非常に大きな顧客と契約したことを明かしていた。

原題:Goldman’s Apple Card Said to Offer Big Win for Georgia Firm (1)(抜粋)

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