REIT過熱に警戒感 株式市場不安定で不動産に資金流入
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東証REIT指数は2015年1月に2,005.07ポイントをピークに、その後8ヵ月かけて同年9月に底値1,499.01ポイント、その7ヵ月後、2016年4月に戻り高値1,981.94ポイント、今度は1年7ヵ月かけて2017年11月に底打ち1,603.38ポイント。直近まで上昇しているとはいえ、先月に1,865ポイント強であることからすると、少なくとも過熱感というほどの上昇ではないでしょうね。もちろん目先調整される可能性が否定されるわけではありませんが。
長期の利回り推移は①、また分配金総額は②で見ることができる。
アベノミクス前は分配金利回りで5-6%ほどというレンジだった。ただ長期金利の低下もあり、利回りとのスプレッドでは4%±1%のレンジで概ね収まっている。分配金総額は不動産市況の影響もうけ、2008年をピークに2010年まで下落。今はREIT自体の市場規模も増えているのはあるが、前回ピークの倍ほどになっている。
個別に目を向けると(③)、例えば時価総額で最大の日本ビルファンドの利回りは2.93%の一方で、6%を超えるようなものもいくつかある。
①https://j-reit.jp/market/03.html
②https://j-reit.jp/market/09.html
③http://www.japan-reit.com/list/rimawari/