Tポイントが消える?ファミマからヤフーまでもがそっぽを向き始めたワケ
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ファミマのTポイント脱退はもう数年前から言われていたことなので、特に驚きを感じませんが、PayPayが発表された時に、Tポポイントの付与ではなくキャッシュバックだったことは内心驚きました。
個人的にはキャッシュバックの方が好みなので、「では、使おう!!」と思ったのですが、セキュリティの問題とUIが今一つだったので、結局使っていませんが・・・
本来、ポイントよりキャッシュバックの方がユーザーからするとお得なのですが、日本人はポイントが好きです。
日本政府さえもポイントで消費を刺激しようとする国です。
その業界横断のポイントを作り上げたTポイントの曲がり角は、やはり、TSUTAYA店舗の影響力の低下だと思います。ここ1年で急激にTSUTAYA店舗の低落ぶりが目立つようになりました。
けれども、それはポンタも実は同様で、ポンタのコアメンバーであるGEOの地盤沈下も事実です。ですから、ポンタは、今は半分リクルートポイントと化している部分があります。
そもそも、Tポイントは運営費用が高いということが加盟店にとっては足かせでした。ヤフーがTポイントを買い取るのかな?と思っていたら違うようですので、ポイントロイヤリティの行方は混とんとしてきたと感じています。先日楽天カードの明細を確認すると気付かぬうちにポイントがたまっていたのでなんだか嬉しくなって「よっしゃTポイントも調べてみよう!」とログインすると、なんと0P・・・
期限切れ?それとも会計の時にTポイントで値引きしてくれた結果?
普段からクーポンやポイントカードを使わないので、別にポイントをどうこうしようとは思わないが、今までことあるごとに「Tポイントはお持ちですか?」に対して都度カードを渡してきたあの手間を思い返すと、馬鹿らしくて仕方なかった。と言う訳で、Tポイントカードはシュレッダー行となりました。アーメン。この先しばらくはビッグデータ争奪戦が行われると思うが、そこに全力を傾けるのは危ないと思います。
理由1:
そもそも個人情報は誰のものか?本来はデータを生んだ当人に帰属するものであるところ、これまではそれをビジネスに乗せるプラットフォームが無かったのでCCCの様な会社が中央集権的に管理していた。
ところがブロックチェーン技術の普及とユーザーリテラシーの向上に伴い、データを分散管理できる土壌が整いつつある。そうなったとき、ビッグデータをかき集めている会社の価値は激減する。
理由2:
データ収集と活用の費用対効果が見えていない気がする。日本企業はデータを活用したマーケティングが苦手な印象がある。小売だけでなくデータを活用した様々なソリューション提供に関しても。
CCCが昨年、ビッグデータを活用したビジネスアイデアでアクセラレーションプログラムをやったのも「集めたは良いんですがノーアイデアです。」と言っているようなもので。
上記に鑑み、ビッグデータ→マーケティングというビジネスは見直すタイミングかなと思います。