役職・部署ゼロ。超フラットな組織改革で会社が復活した理由

2019/3/18
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第182回(全5回)は、リクルートキャリアが主催する『第5回 GOOD ACTION アワード』を受賞した、働き方改革(組織変革)の達人3人(社)が登場する。
このアワードは、働く人を主人公として、みんなが等しくイキイキと働ける職場をつくる新しい取り組みに光をあてるもの。
本特集では、その受賞企業の中から、特に先進的でユニークな働き方改革を実現した企業、スタッフのモチベーションアップに対して画期的な取り組みを行っている企業を編集部が取材した。
特集1、2回目は、役職・階層・部署・情報格差が一切ない「バリフラットモデル」という組織変革によって、赤字体質からの脱却と事業成長をなし遂げているISAOを紹介。同社代表の中村圭志氏に、役職や部署を廃した経緯と、中間管理職がおらず誰もが自由に挑戦できる組織をうまく機能させる秘訣を聞いた。
3、4回目は、自動マッチングなどの技術によって営業職を省き、家事代行業界の最安値水準のサービスを実現し、急成長中の CaSyを紹介。
同社は現場を担うキャストの定着、稼働率向上を期して、本部社員が分担で5000人超のキャストに、感謝とねぎらいの日報を返信。ハイテクとハイタッチを両立させて、モチベーションを上げるという取り組みを人事担当役員の白坂ゆき氏に聞いた。
そして、5回目は社員全員が「働く時短勤務ママ」のルバートの事例を紹介。
同社では、働く時間は社員が決めるジョブシェア制を導入し、社員にきめ細かく寄り添いながら、急に誰かが休んでも仕事が回る仕組みを構築。代表の谷平優美氏に、みんなが時短勤務でも、やりがいを持って活躍できる組織をつくる秘訣を聞いた──。