新刊発売、中国九州で1日遅れに 物流危機で書店逆風、4月から
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注目のコメント
正に「角を矯めて牛を殺す」ですね。
過去の延長線上に未来はありません。
雑誌の返品率は40%を遥かに超えて50%に迫る勢いです。
雑誌物流の負担の原因は
1、各取次の物流が別立てになっていること
2、発売日指定があるので、小ロットにも関わらずコンビニでの配送時間指定が厳しいこと。
3、コンビニでの売上捕捉は完全に出来ているのに、わざわざ関東まで返品して
送品数との差引で決済されていること
解決策の提言
1、検討が始まったトーハン日販の物流統合を急ぐこと
2、雑誌がメディアの主役であった名残りである発売日指定を廃止して、
雑誌をコンビニの雑貨物流に乗せて店頭まで配送すること
3、Pos導入の書店とコンビニは、売れ残り雑誌の関東までの返品をやめてPos店頭販売数で
取次との決済をすること。
実現には様々な課題はあるでしょうが、
トーハンも日販も出版取次業本業が赤字化している中、抜本的な改革が急がれます。苦境こそパラダイムシフトのチャンス。
というよりも「再販制度」に依拠し、物流リスクに目をつぶったまま、「ビジネスモデル、ユーザビリティに優れた競争相手に対して差別化戦略も打たず、レッドオーシャンに居残り続けた」結果・・・なのであって、フォローのしようがありありません。
良し悪しは別にして、町の商店街にある様々な業種が既に時代の移り変わりに「適切に対処して独自の成長モデルに転換した」か「淘汰されたか」しているのに、書店が今まで残ってこれたことが奇跡。
廃業してほしいとはみじんも思いません。書籍を通じた「唯一無二の体験」を提供してくれるホットスポットに昇華してほしいと願うばかりです。中国九州の書店はさらに1日遅れになるが、Amazonは従来通りとのこと。AmazonがOKなのだから、物流危機は関係ない。単にリアル書店がAmazonとの競争に負けて物流コストを負担できなくなったということだろう。出版社にとっても、Amazonや電子書籍のチャネルがあるからほとんど影響ない。