ハーバード流「あれ?」がなくなる暗記術
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時間効率を上げるほんの小さな意識改革の積み重ねが、着実に自分をステップアップさせてくれる。
単語の暗記は何だかんだ「量」が大切になると思います。
最初から覚えようとするとキツイので、初めは「知る」「見る」から。
そうして「知っている」という情報を増やした方が、脳にも優しく早く覚えられます。そして覚えた単語は、復習の間隔をあけていく。
あやふやな単語に集中して取り組めば、最小の努力で、最大の成果に繋がると思います。
注目のコメント
私にコメント依頼が来たのは、医学的な知見を加えて欲しいという意味だと捉え、補足します。
脳の機能というのは、他の臓器に比較すればその解明が遅い分野で、明快に説明することは難しいということをご承知おきください。最後に「あれ?」と忘れていただくぐらいの流し読みでお願いします。
人間の記憶力を司っているのは脳の海馬と呼ばれる領域の一部、歯状回という場所だと考えられています。脳の神経細胞は基本的には再生しないものですが、この場所の神経細胞は再生することが知られています。
この神経細胞の再生、増殖が記憶力の向上に寄与しているかもしれない、と考えられています。また神経細胞同士の結びつきをシナプスと呼びますが、記憶の「定着」は、シナプスが増えることではないかと考えられています。
神経細胞の再生は、有酸素運動で増加し、心理的ストレスで減少することが基礎実験のレベルで示唆されています。また、反復刺激がシナプス形成を促進することも知られます。これらを翻訳すると、定期的な運動やストレスの解消が記憶力を向上し、反復学習が記憶の定着を促すということになりますが、基礎実験から導かれる翻訳であり、鵜呑みにしてよいのかはわかりません。
また、30代を境にその神経細胞の再生やシナプス形成の様式が変化し始めることも示唆されているため、20代と40代ではアプローチを変えねばならないのかもしれません。ゆえに、20代の著者の経験知を、例えば40代の読者が鵜呑みにすることはできないのかもしれません。5回の反復でよかった学習は、100回の反復を要するようになるのかもしれません。
すなわち、年齢とともにアプローチを変える必要があり、若いうちに行った反復学習は、経験やアウトカムに関連づけた学習にシフトしていく、というようなことも必要なのかもしれません。
また、音痴な方と音痴でない方というような分類がカラオケの世界でありますが、同様の現象が外国語の学習で見られることも示唆されており、聴覚と大脳での認識という関連づけに個人差が大いにあり、それにより学習のアプローチを変えるべきとの指摘もあります。
五感を使ったアプローチというのは個人的な経験知としてごもっともと思いますが、このように個人差が大きい可能性があるため、人により使用すべき五感は異なるのかもしれません。
「かも」ばかりでごめんなさい。「五感暗記術」について寄稿させていただきました。ハーバード入試対策で1番の壁は、ネイティブスピーカーでも暗記し直すほどの難解単語を記憶すること。その中で編み出した方法です。
朝のランニングをしながら、口で唱えながら、ポッドキャストを聴きながら、、五感をフル活用することで、頭の中でどの記憶の引き出しを使ったかを検索しやすくなります。ぜひ実践していただければ幸いです!