信用経済社会と信用スコア。これからの時代を生き抜くために
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スコアリングサービスには大きな可能性があります。
スコアリングというとAlipayの芝麻信用等を連想される方が多いと思いますが、与信という意味ではクレジットカードの世界等では一般的ですし、ヒストリーという意味ではアメリカにも古くからクレジットヒストリーがあります。
では何が違うのかというと、決済だけとか、自己申告だけのデータだと偏ったデータになりがちですが、芝麻信用のように様々なサービスの利用データや、他ユーザからの評価等を組み合わせていくと、ある程度信頼性のあるスコアを導き出せるようになります。
既に中国では、スコアの高低で様々なサービスの恩恵が受けられたり、逆に使えなくなったりする世界になっているわけですが、日本では一社がそこまでの力を持つイメージはあまりもてません。
まずは、ヤフーやメルカリ等の大手がスコアを参考データとして提供して自社サービスやパートナーに提供して、ポジティブな材料として使っていくというのが現実的な展開かなと思います。信用スコアは基本的に「ほとんどの人」にとってはメリットだらけであることを国民が理解するような展開方法が望まれる。
格差が広がる心配よりも、不正リスクに対するコストが無くなるメリットの方が遥かに多いですから。信用情報は、従来から地方ではアナログ的に使われてきました。
例えば、農業などでは、これまでの収穫量、技術、地域の評判、跡継ぎの有無などにより、貸付が行なわれてきました。
一次産業においても、今までは、個人や家に対するクチコミ情報のようなものだったのが、個々のデジタル情報に置き換わっていくのだろうなと思います。
携帯電話会社などは、長期契約の有料顧客をランク付けしている情報を信用スコアとし、新しいサービス展開を検討していますが、信用スコアにより一次産業においても少し新規参入しやすくなることを期待しています。
(他のハードルも大きいと思いますが)