SDGsが「経営陣に定着した」企業、過半を超えた理由
コメント
注目のコメント
私は現在経済産業省のSDGs経営/ESG投資研究委員をしていますが、何故ここまで定着したかについて、少しご説明いたします。
http://www.meti.go.jp/press/2018/11/20181122001/20181122001-1.pdf
企業価値を高めるためにSDGsに取り組む大企業が増えていますが、何故でしょうか。
それは、ESG投資が社会や環境を意識した倫理的な投資として注目されており、年々拡大しているESG投資のマネーを呼び込むには、その企業の社会・環境を意識した取り組みを投資家に認識してもらう必要があるためです。
もちろんSDGs経営を掲げるということは、トップ自らが国連が2015年に掲げた2030年までの開発目標を達成する意思の表れでもあります。
そのため、大企業がSDGsに取組むのは当然のことなのです。
未だにCSRとの違いを理解できていない、経営者が多いのも事実ですが、重要なのは、SDGsを企業PRに使用するばかりではなく、持続的な課題解決を事業として実践することなのです。
今後益々、SDGs機運の高まりにより、企業PRに留まらず、世界の社会課題が実際に解決していくことを望んでやみません。うーーーーん。ほんとかいな?という調査ですね。
まぁ大手企業向けの調査なので、定着してません!とは言いにくいとは思いますしね。
自分は、リユースの業界にいますが、SDGs12番の「つくる責任つかう責任」というのを知っている業界の方はほとんどいない印象です。これは正直全く信じられません。
経団連の企業行動憲章改訂なんて話は一切聞いた事も見た事も無いです。
サプライチェーン下流の大手製品企業が中国市場の環境規制強化などに合わせて「環境負荷の低い原材料を使っている事をアピールしたい」と言い出したため、中小企業はそれに合わせて必死で環境性能の高そうな素材を自社ラインナップから無理やり寄せ集めたりして、てんてこ舞いです。
大手素材企業は持ち前の技術力で割とあっさり環境対応していますが、中小以下は環境対応できるだけの技術力も経営リソースも足りておらず、とにかくお客さんが納得してくれるだけの環境性能を出そうと必死になっています。このまま行けば環境性能関連で品質偽装とかが出てくるのではないかと思います。