宇宙のゴミ掃除はビジネスになる、官民一体で狙え
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注目のコメント
異論はありませんが、現状は政府機関が行うデブリ対策の優先順位としては以下の方が高いことをお忘れなく。
1. 現在あるデブリが衝突しないための監視の強化
2. これ以上デブリを増やさないための国際的規制の整備
3. 2の規制の確実な履行
要は、宇宙デブリに関しては、掃除するより、出さないようにする方が圧倒的にコスパが良いのです。
で、現状より悪化させなければ、即宇宙利用に問題が出ることはない。
デブリ回収が必要となるのは、衛星が制御不能になるなど比較的特殊ケースでしょう。
民間がビジネスとしてやる分にはどんどんやったらいいと思う。政府の限られた予算の配分としては、まずはゴミ回収より、デブリの発見と追尾を行うレーダーの拡充、そしてそれを自動化するシステムの強化です。
「日本らしい」とかそういうふわっとした定性的な議論で科学技術政策を決めちゃいけない。デブリは現実の問題。観光PRじゃありません。実効性の高いものから手をつけるべき。これは強く、強く申し上げたい。小野さんのいう通り。増やさないためのレギュレーションを厳しくすることは賛成。これには世界的な協調が必要だ。もちろん中国の衛星破壊試験などは言語道断。あーいうことは二度と起こさない。古くなったある程度高い軌道にある衛星の監視網を整備することだよね。日本は「プラネテス」ってクソ漫画が煽ったせいでデブリ厨が多くて困る。
宇宙のゴミ掃除、ビジネスになりますかねぇ。アストロスケールはもちろん存じ上げてますし、友人もそこで働いてますが、僕にはなかなかビジネス化が見えてこない。
「宇宙ゴミ、掃除します!」って言う人に、どこの政府が金を出すのか、どこの会社が金を出すのか。良いことをしようとする人だけが損をする構造になってると、続かないですよね。打ち上げた人たちからうまくお金を徴収する仕組みが整えられるんでしょうか。
僕としては、宇宙ゴミは「除去する」というより「増やさない」というのが鍵なんじゃないかと。そのためには国際的にレギュレーションを整えていくしかないかと。