【トップ直撃】創業48年。スタバの価値は今、どこにあるのか?

2019/3/6

成熟したスターバックス

米スターバックスに憂鬱感が漂っている。
本拠地アメリカでは、店舗数がすでにファストフードの王者マクドナルドを超えるまでに拡大。過去3年ほどで2000店の新店をオープンしたが、昨年、既存店売り上げが鈍化してしまうという事態に陥った。
その成熟ぶりは、「スターバックスの角を曲がったら、別のスターバックスに遭遇する」というアメリカンジョークがあることからも伺える。
2017年4月、創業50周年を間近に控えたこのスタバに、新CEOが誕生した。ケビン・ジョンソン。2015年から同社のCOOを務めていた人物だ。
ケビン・ジョンソン/Kevin Johnson  スターバックス社長兼CEO。マイクロソフトで16年、ジュニパーネットワークスのCEO職として5年、合わせて21年間IT業界に身を置く。2009年にスターバックス入社、2015年より社長兼COO、2017年よりCEOに。
就任して1年後の2018年には早速、150店舗の閉店・リストラなど組織の強化の向けた改革を講じているが、その「素顔」はまだあまり知られていない。それもそのはずで、メディアを前にして、未だほとんど語ってこなかったからだ。
そのケビンが今回、「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」の開業に際して来日し、日本のメディアの前に姿を見せた。
NewsPicks編集部は、短い時間ながらも単独インタビューの機会を得た。

スタバは「大胆に変わっていく」