【直撃】ファッション業界から、新しいユニコーン企業が生まれる「理由」

2019/3/5
2019年3月5日、人工知能の深層学習(ディープラーニング)のテクノロジーを活用して、ファッションのトレンド分析などを手がける「ファッションポケット」が、合計6億円の資金調達を発表した。
同社のAIは、SNSなどの画像データから、どのようなアイテムが街中で流行しているかをリアルタイムで分析。アパレルメーカーが売れ筋を探るための秘密兵器になっている。
今回、社名を「ニューラルポケット」に変更。画像分析をコアにして、ファッション分野にとどまらず、街中のデジタルサイネージからスマートシティの分野まで、ビジネスを拡大するという。
創業者の重松路威CEOに、AI分野の新しいユニコーン企業をつくるという野望を聞いた。
重松路威(しげまつ・ろい)/東京大学工学部、東京大学大学院修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社、フランクフルト支社、シカゴ支社を経て、2016年にパートナー(共同経営者)に就任。2018年1月にAIベンチャーのファッションポケットを創業。

ZOZOの「一人勝ち」

──人工知能のテクノロジーを応用する分野に、なぜファッション業界を選んだのでしょうか。