【石山アンジュ】シェア時代の今、必要なのは「人を信じる力」

2019/3/10
多様な人々の幸せな働き方を応援するプロジェクト「カラフルワーク」最終回は、シェアリングエコノミー伝道師、石山アンジュさんのインタビューです。
日本では、週に5日、一日8時間以上、会社に出勤する働き方が典型です。
しかし、その状態では、家庭での子育てや介護などと両立するのは、なかなか大変なもの。
結果的に、その担い手になることの多い女性がビジネスの第一線から退きがちになり、職場やビジネスの場面における多様性が失われてしまいます。
そうした現代社会で、誰もが豊かに生きていくには「シェア」という考え方が欠かせないと、石山さんは提唱しています。
石山さんの新著『シェアライフ 新しい社会の新しい生き方』によれば、「シェア」とは、「個人と個人が共感や信頼を物差しとして、あらゆるものをシェアしながら、”つながり”を前提に生きていく」という、新しい生き方を示す言葉です。
家庭内で完結するイメージの強い子育ても、信頼で結ばれた大きなつながりの中で「シェア」できると、石山さんは言います。
実際に「子育てのシェア」に参加しているという石山さんに、その可能性を存分に聞きました。
少子高齢化で負のスパイラルに
──今の日本の子育ての状況を、石山さんはどう見ていらっしゃいますか。
石山 日本の課題の一つとして、少子高齢化による労働力の減少があります。
労働力が減ると、労働者一人あたりの負担は大きくなります。
また、若い世代ほど人数が少なくなるため、これから結婚や出産をしていく若者を中心に、その負担が大きくなっていくでしょう。
その結果、「仕事と両立できそうにないから、子どもを産めない」と考える人が増え、少子化がますます進んでいく。
日本はそうした負のスパイラルに陥っています。