【新】ヤフー第1号社員が述懐、日本インターネットの「夜明け前」
コメント
注目のコメント
Yahoo! JAPAN創業メンバーの一人が、今は神戸で駆け回っています。
湯川カナさん。大学時代、孫泰蔵さんと知り合った縁でYahoo! JAPAN立ち上げに参画、社員第1号となりました。
会社が成長しストックオプションが与えられることになったのに、それを返上して退職、スペイン移住。
スペイン時代にインターネットを介して糸井重里さんや内田樹さんと知り合ったり、帰国を余儀なくされた時に、まったく所縁のない神戸を次の住みかに選んで事業を始めたり。
湯川さんは経歴だけでなく考え方や発言もユニークで、周りを巻き込みながら元気にし、いつのまにかみんな笑顔になっています。その元気や温かさを読者の皆さんにお届けしたいと思い、インタビューを申し込みました。
今日から6回でお届けします。後半には「哺乳類」「クロマニヨン人」など、人類を問うようなキーワードも登場します。ぜひ湯川ワールドをお楽しみください!「私、憲法13条が大好きでしょ。だから、「自由、平等、個人の尊厳。来たコレ!インターネット!!」という感じでしたね」
「ストックオプション付与の条件が、今後4年間在籍することだと言われたからです。自由だ平等だ、ラブ&ピースだと言っていたヤフーも、結局は人の自由をお金で買うのかと。カエサルとブルータスじゃないけど、「ヤフー、お前もか」と失望したんです」
インターネット黎明期の様子が伝わってきます。
方向性のバラバラな人たちが集まる様子が楽しげだし、なんともエネルギッシュ。
「国書刊行会というまじめな出版社から来て、なんでもマルクスにたとえる人」には以前、取材したことがあります笑
その時の感想は、自分の軸がしっかりしていれば、大金が手に入っても意外と人生は変わらない、ということでした。