【完全解説】果たして何者なのか。謎多き「PayPay解体新書」

2019/3/10
ソフトバンクとヤフーの合弁会社で、スマホ向けの「QRコード決済アプリ」を提供するPayPay。
昨年12月の「100億円あげちゃうキャンペーン」で一躍社会の注目を集めた彼らだが、その「素顔」は実はまだあまり知られていない。
ホームページには社長の中山一郎CEOの名前と、株主のソフトバンクとヤフーの名が載っているくらいだ。他の取締役たちが誰なのかも分からなければ、そもそも何を目指そうという会社かもよく分からないまま。
積極的な拡大路線を進めるが、肝心の本業であるQR決済の店舗開拓で、営業社員がQRコードキットを発送するだけという“杜撰さ”も明るみに出ている。
さらに今年3月5日、第2弾の100億円キャンペーンにおいて、一部が法律に抵触することが明らかになり、急きょ条件を変更。
2018年6月の創業以来、主要株主ヤフーの「爆速経営」を地で行くはずのPayPayは、ここにきて急ブレーキがかかった状態なのだ。
果たしてPayPayに何が起きているのか。そもそも彼らは一体何者なのか。
NewsPicks編集部は、PayPayの中山一郎社長CEOへ独占インタビューを敢行した。その発言内容および独自取材を基に、彼らの正体を明らかにしていこう。
中山一郎(なかやま・いちろう)PayPay社長兼CEO
IDCフロンティア社長、一休副社長などを経て2018年6月から現職。ヤフーの執行役員(コマースカンパニー決済統括本部長)も兼務している。
2連続100億円還元の「裏側」
まずは、「PayPayって何?」という読者のためにも、彼らの名を日本中に知らしめるきっかけとなった「100億円あげちゃうキャンペーン」を改めて紹介しよう。