デサント取締役：伊藤忠ＴＯＢは成立の可能性高い、対抗策考えず

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• 椎名 則夫

  証券アナリスト

  ・2019年02月28日

  伊藤忠から2月28日にTOBに関するリリースの修正版が出ています。ここではTOB発表後もデサントの石本社長らと伊藤忠とが面談をしたものの、伊藤忠がデサント経営陣等のメディアに対する発言を持って信頼感を持てないとし、対話を打ち切った経緯が語られています。これと合わせてデサントの取締役のインタビューを読んだ方が良さそうです。
  https://www.release.tdnet.info/inbs/140120190219479317.pdf
  伊藤忠の買い付けは進んでいるようで、デサント経営陣はこれを踏まえて少数株主の利益も鑑みながら粛々と対応するしかないという状況のようですね。伊藤忠はおそらく定時総会の前に臨時株主総会を開催するよう動き、その際取締役の人選が発表されるのでしょう。
  　率直に言って、信頼できるできないというお互いの言い合いに私は食傷気味で、ベターなビジネスプランを示す経営を支持したいと感じざるを得ません。