「GAFA」躍進の原動力、「システム思考」は日本に根付くか
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「学習する組織」でシステム思考を知りそれ以来すっかり魅了されました。様々なことが影響し合っていて、一見好循環に見えることも水面下で副作用が回っている。線的な問題解決では見えなかったことが見えてくる、発見の多いアプローチです。
今度は「システム思考」?
成功事例から学ぶことは大事なこと。しかし、それだけでは、追い抜くことはもちろんのこと、追いつくことすらできません。
GAFAは、システム思考なんて意識していませんよ。デザイン思考同様、当たり前のこととしてやっています。
発想の原点、構想のスケールが違う日本企業が、少しは近づけるように思考を見直すのは良いことではあります。しかし、研究としているだけでは未来は創れません。
そして、一番大事なことは、GAFAなどを研究して、現在化していることや自分たちが理解できることだけで、判断しないことです。
システム思考の重要な要素の1つ、俯瞰して観ることを忘れないようにしましょう。もちろん、顕在化していない潜在的なことも考えて。おそらく、日本の大手企業ではシステム思考は当然の様に意識されています。ただ、その結果として優れたビジネスモデルが生まれていないのですよね。正確に言うと、システム思考云々おいておいて、優れたビジネスモデルが生まれていないのですが・・・。
GAFAと言えど、最初から完璧なビジネスモデルを構築してそれに沿ったビジネス展開をしてきた訳ではないと思っています。どの会社も最初は勢いありきかと。最初からビジネスモデルばかりを考え続けるのも時代の変化についていけなそうなので、何か芽が出てきた時に、後付で素晴らしいビジネスモデルに発展させるのが肝かと思います。